人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
やっと玉1が出そうだ!
◆市大の4冊目の報告書、玉手山1号墳の発掘調査報告書。いつも難産。でもある時点で、できそうだ、という予感が来る。玉1はいまである。ガンガンというわけには行かないが、未提出者の原稿も出てきて、あちこち未完部分の原稿も進む。宮内庁の有馬君の原稿ももうすぐ出そう。なお仕事量は膨大であるが、岩が転がりだした。勢いができてきたので、このままいくだろう。
◆9月末には、渋谷向山関係以外の約8割を入稿することに決めた。なんとか12月には刊行したい。
◆これまでの3冊、いずれもフォントはモリサワなのだが、インデザインに組み込まれているオープンフォントは小塚。でモリサワパスポート、書体800種の1年間の使 用パックを購入した。3万円!。インデザインで組みつつ、仕上げは印刷屋でどうかと思っていたが、こっちでリュウミンにして、できるだけのことをしよ うと決意し、購入した。いきなり本文250頁の報告書でやるには荷が重いが、これからのこともあるので、やっちまう。ただし、きちんと打ち合わせをしとかないと、 こっちの作業が無駄になるおそれがある。来週、月曜日に印刷屋とインデザイン入稿について相談する。
◆印刷製本費はない。メスリの時も同じだが、茶臼山の売り上げ分がいくらかあった。今回は0だ。見積もりがいくらになるのか。メスリの在庫90冊が売れれば足しになるが、〓冊売れて勢いはストップした。茶臼山がぜんぜん足らなかったので、印刷部数をメスリでは上積みしたが、無理があったようだ。古墳の報告書、〓冊が限度だな。それ以上だと、在庫を抱える。
◆9月末には、渋谷向山関係以外の約8割を入稿することに決めた。なんとか12月には刊行したい。
◆これまでの3冊、いずれもフォントはモリサワなのだが、インデザインに組み込まれているオープンフォントは小塚。でモリサワパスポート、書体800種の1年間の使 用パックを購入した。3万円!。インデザインで組みつつ、仕上げは印刷屋でどうかと思っていたが、こっちでリュウミンにして、できるだけのことをしよ うと決意し、購入した。いきなり本文250頁の報告書でやるには荷が重いが、これからのこともあるので、やっちまう。ただし、きちんと打ち合わせをしとかないと、 こっちの作業が無駄になるおそれがある。来週、月曜日に印刷屋とインデザイン入稿について相談する。
◆印刷製本費はない。メスリの時も同じだが、茶臼山の売り上げ分がいくらかあった。今回は0だ。見積もりがいくらになるのか。メスリの在庫90冊が売れれば足しになるが、〓冊売れて勢いはストップした。茶臼山がぜんぜん足らなかったので、印刷部数をメスリでは上積みしたが、無理があったようだ。古墳の報告書、〓冊が限度だな。それ以上だと、在庫を抱える。
松岳山古墳の測量
◆ここ4年来の懸案である松岳山古墳の測量に突入しようと思う。前に柏原市と相談したとき、「うちもやってるが、取り直したらどうですか」、というので1からやるつもりだったが、少し思案している。平板だが25㎝コンタで松岳山主要部の測量を柏原市はやっている。問題は裾までやりきれていないのと、茶臼塚側では、別の図になっていて、前方部西側の山林がまったく入っていない。わたしのみるところ、墳丘は太くぶっといものになり、前方部幅もかなり大きくなる。そのあたりがカバーできていないのだ。
◆今回は、いつも高い方からやって、墳丘ほとんどを遂行しながら、力尽きて周辺を残してしまうことが多かったので、標高の整合をきちんと取りながら周辺から開始し、墳頂で仕上がりという筋書きを考えていた。きっと気持ちいい終わり方ができるだろう、と。
◆が、柏原市の図を使い、新たな基準との整合を取り、基本は未実測部分を足すことにしようかという気になってきている。たぶん、周辺で誤差が生じているだろうし、やりかかって問題は発生するだろう、結局は1からやった方がよかった、ということに終わる危険性は孕んでいるが。測量時に、あちこち観察するので、自分らで測量した方がいいに決まっている。まあしかし、そこは労力を削減したいという気になった。短期間でクリアして、次の大物を目指したいという気持ちの方が強いのだ。さてと・・・
◆今回は、いつも高い方からやって、墳丘ほとんどを遂行しながら、力尽きて周辺を残してしまうことが多かったので、標高の整合をきちんと取りながら周辺から開始し、墳頂で仕上がりという筋書きを考えていた。きっと気持ちいい終わり方ができるだろう、と。
◆が、柏原市の図を使い、新たな基準との整合を取り、基本は未実測部分を足すことにしようかという気になってきている。たぶん、周辺で誤差が生じているだろうし、やりかかって問題は発生するだろう、結局は1からやった方がよかった、ということに終わる危険性は孕んでいるが。測量時に、あちこち観察するので、自分らで測量した方がいいに決まっている。まあしかし、そこは労力を削減したいという気になった。短期間でクリアして、次の大物を目指したいという気持ちの方が強いのだ。さてと・・・
いや~秋ですね
◆いつもは、秋は、水道水が冷たくなることで感じていたが、今年は、少し前から、日中の残暑はあっても秋晴れで、ともかく夜が涼しく、知らない間にもう秋でした。
◆昨日(9/11)と本日は大学院入試。昨日は、午後の3時間、試験監督でした。いつものように小さいメモ帳をもって、いろいろと考えました。まずは玉1のこと、入稿のタイミングと残された仕事について。
◆あとはいつものように、自分の研究のことを考えていたが、3時間は長い。それと今年の受験生、顔写真の入った受験票の生年月日を見ていると、1988年生まれ(だったと思う)なんだな。もうすぐ平成!
◆昨日(9/11)と本日は大学院入試。昨日は、午後の3時間、試験監督でした。いつものように小さいメモ帳をもって、いろいろと考えました。まずは玉1のこと、入稿のタイミングと残された仕事について。
◆あとはいつものように、自分の研究のことを考えていたが、3時間は長い。それと今年の受験生、顔写真の入った受験票の生年月日を見ていると、1988年生まれ(だったと思う)なんだな。もうすぐ平成!
民主党と自民党
◆ほんとは車で出勤してはいけないのだけれど、夏休みなので、ほとんど車で来ている。10月からはきびしくなるので、また定期を買って、電車通勤に戻る。さて、22:00に大学から閉め出されるので、車で帰ると、ちょうど報道ステーションの時間帯なので、カーナビでいつも見ている。
◆昨日の夜(9/8)、その前に鳩山がCO2を1990年費25%削減を打ち出し、それを承けて民主党の専門家がゲストで、古館が話を聞いていた。これ正直よかった。なにが?民主党に、環境問題を専門とする人材がいるということ、彼が説明する言葉には説得力がある。むろんいろんなこともやっているのだろうが、得意な分野をもっている。ここに自民党との違いを感じた。
◆自民党議員にもそれぞれが環境や福祉や教育や、専門の分野があるのだろうが、概してジェネラリストであり、幅広くなんでもやるが、得意なものはないというのに近いのではないかと思う。事実はわからない、印象だが。ひととおり解説はするが、ひとつのことをトコトン説明し熱く語る人は自民党にはいないが、民主党には勉強して得意分野のプロが育っているように感じられる。
◆われわれが求めているものの一端がここにある。自民党議員は、地元への利益誘導が最優先。国際的・国内的なあまたの課題のプロというよりは、それは官僚任せ。これからは地方分権の時代だし、地元の必要なインフラは、必要性をいちばんわかっている都道府県が考えればよい。これからの国会議員にわれわれが求めるのは、地元への利益誘導でなく、先のCO2削減をはじめ、農政のプロ、高速問題のプロ、ともかく国レベルで考えるべきことの専門家集団なのだ。国会議員は国のことを考えるべし。そうしたときに、民主党には、まだまだ人材も少ないのかもしれないが、確実にそうした政策を真剣に考えている人たちが育ってきている。
◆これまでもそうであったが、政権交替で表に出てくるようになり顕在化しただけなのだろうが、頼もしいと思う。それに比べて、自民党のダメージ、そして対抗できる様子はうかがえない。麻生なんて、あれほどの大敗を喫して、いまだに政界にいること自体、自分の感覚では信じられない。
◆昨日の夜(9/8)、その前に鳩山がCO2を1990年費25%削減を打ち出し、それを承けて民主党の専門家がゲストで、古館が話を聞いていた。これ正直よかった。なにが?民主党に、環境問題を専門とする人材がいるということ、彼が説明する言葉には説得力がある。むろんいろんなこともやっているのだろうが、得意な分野をもっている。ここに自民党との違いを感じた。
◆自民党議員にもそれぞれが環境や福祉や教育や、専門の分野があるのだろうが、概してジェネラリストであり、幅広くなんでもやるが、得意なものはないというのに近いのではないかと思う。事実はわからない、印象だが。ひととおり解説はするが、ひとつのことをトコトン説明し熱く語る人は自民党にはいないが、民主党には勉強して得意分野のプロが育っているように感じられる。
◆われわれが求めているものの一端がここにある。自民党議員は、地元への利益誘導が最優先。国際的・国内的なあまたの課題のプロというよりは、それは官僚任せ。これからは地方分権の時代だし、地元の必要なインフラは、必要性をいちばんわかっている都道府県が考えればよい。これからの国会議員にわれわれが求めるのは、地元への利益誘導でなく、先のCO2削減をはじめ、農政のプロ、高速問題のプロ、ともかく国レベルで考えるべきことの専門家集団なのだ。国会議員は国のことを考えるべし。そうしたときに、民主党には、まだまだ人材も少ないのかもしれないが、確実にそうした政策を真剣に考えている人たちが育ってきている。
◆これまでもそうであったが、政権交替で表に出てくるようになり顕在化しただけなのだろうが、頼もしいと思う。それに比べて、自民党のダメージ、そして対抗できる様子はうかがえない。麻生なんて、あれほどの大敗を喫して、いまだに政界にいること自体、自分の感覚では信じられない。
再び教育論
◆朝日新聞によると、日本の教育費はGDP3%くらいで、最下位に近いらしい。そして家庭の持ち出しの教育費が韓国に次いで多いのだとか。要するに、明日の日本を担う人材を育成する教育に対して、公は金をけちり、個々の家庭の支出に依存しているという結論になる。数週間前には、家庭の収入と高等教育の進学率が相関するという結果が別に出ていたが、そうなるわな。教育に対して国は最低のことしかしないから、家庭環境に依存する→それがただちに学力に反映する。実に筋が通った論理的帰結である。
博物館めぐり090906
◆今日までの企画展がいくつかあったので、学生と博物館めぐり。
◆9:30河内国分集合、柏原市歴史資料館で松岳山の展示見学、そのあと高井田山古墳と松岳山古墳現地。
次に近つの速報展(タダ券あり)、おれは2回目、水野先生の講演で人だかり。森本さんいて、博物館に移ったと・・・。その前に鉢伏山西峯古墳(はびきの霊園内)、推古陵と二子塚に足をのばし、、葉室古墳群をちらと見て・・・。
◆竹之内街道資料館、南阪奈で橿考研博物館で〈大和を掘る〉、葛城市歴史博物館、帰る。河内国分の戻り17:00。解散。
◆〈大和を掘る〉は、なかなか充実している。寺が多かったが。手前でホケノ山の土器もならべているし、別室で橿原遺跡の井戸枠を集めた展示もよかった。大阪は・・・。図録『大和を掘る』で、調査の紹介に担当者の名前を付しているのも好感がもてた。各地で頑張っている若い実際の担当者の名前が(展示ではでてこないが)掲出されることはよいことだ。
◆井戸の展示も手作りのパンフレットを置いている。インデザインで組んでカラープリンターで出力したのだろう。それと菅谷さんの所長トークの予定がずらっとならぶ。やる気まんまんですね。橿考研が頑張っている様子を垣間見た気がする。背景の話も聞いているが、それはともかく、よくやっていると感じた。入館料400円もありがたい。
◆9:30河内国分集合、柏原市歴史資料館で松岳山の展示見学、そのあと高井田山古墳と松岳山古墳現地。
次に近つの速報展(タダ券あり)、おれは2回目、水野先生の講演で人だかり。森本さんいて、博物館に移ったと・・・。その前に鉢伏山西峯古墳(はびきの霊園内)、推古陵と二子塚に足をのばし、、葉室古墳群をちらと見て・・・。
◆竹之内街道資料館、南阪奈で橿考研博物館で〈大和を掘る〉、葛城市歴史博物館、帰る。河内国分の戻り17:00。解散。
◆〈大和を掘る〉は、なかなか充実している。寺が多かったが。手前でホケノ山の土器もならべているし、別室で橿原遺跡の井戸枠を集めた展示もよかった。大阪は・・・。図録『大和を掘る』で、調査の紹介に担当者の名前を付しているのも好感がもてた。各地で頑張っている若い実際の担当者の名前が(展示ではでてこないが)掲出されることはよいことだ。
◆井戸の展示も手作りのパンフレットを置いている。インデザインで組んでカラープリンターで出力したのだろう。それと菅谷さんの所長トークの予定がずらっとならぶ。やる気まんまんですね。橿考研が頑張っている様子を垣間見た気がする。背景の話も聞いているが、それはともかく、よくやっていると感じた。入館料400円もありがたい。
9月だ
◆きのうが9月のはじまりだったが、コンソーシアム大阪で、13:30から19:00まで集中講義があり、その準備もあって、子供達の新学期が始まったが、初日から弁当を入れることが出来なかった。炊飯のセットだけなのだが・・・。
◆きのう、21:00に帰ってきて、疲れ果てたので、そのまま寝た。5:00に目が開き、部屋の掃除をし、皿を洗い、洗濯物を取り込みたたみ、弁当をつくり、新聞を読み、コーヒーを入れようとしたらペーパーがなかったが、ともかくも、弁当が入った。夏前からイチローの打率より低くなっていた弁当入れだが、新学期になり、1日遅れだが、こなすことができた。9月はこっちはまだ後期が始まっていないので、せっせと弁当を入れよう。
◆きのう、21:00に帰ってきて、疲れ果てたので、そのまま寝た。5:00に目が開き、部屋の掃除をし、皿を洗い、洗濯物を取り込みたたみ、弁当をつくり、新聞を読み、コーヒーを入れようとしたらペーパーがなかったが、ともかくも、弁当が入った。夏前からイチローの打率より低くなっていた弁当入れだが、新学期になり、1日遅れだが、こなすことができた。9月はこっちはまだ後期が始まっていないので、せっせと弁当を入れよう。
長岡京市で恵解山古墳特別講演会090830
◆総選挙にぶち当たってしまいましたが、前から決まっていた、長岡京市の講演会で話をしました。恵解山古墳の
委員会に昨年度から加わることになり、さっそく、例年やっている講演会のお鉢がまわってきた。
◆わたしの話は、復元図ができあがらないと次へ進めない。むこうからは第9次調査の成果報告とセットの資料として印刷するので早く出せと言われたが、いつものように直前だった。復元案ができたのが土曜日の午後、すぐに比較すると上石津ミサンザイとピッタシ。これで資料も作れる話も出来る。それから資料を作り、印刷にかかったのが夕方、ちょうど埴輪の整理作業の日だったので、3人学生がおり、お願いしてホッチキス留めをしてもらった。250部は重い。それから22:00までパワポ作り。
◆当日は、歴史的な一日という興奮からか6:00には目が覚め、7:00に投票に行き、ねむい。会場は200人強だったか。おもしろおかしく話をして無事終わった。
◆わたしの話は、復元図ができあがらないと次へ進めない。むこうからは第9次調査の成果報告とセットの資料として印刷するので早く出せと言われたが、いつものように直前だった。復元案ができたのが土曜日の午後、すぐに比較すると上石津ミサンザイとピッタシ。これで資料も作れる話も出来る。それから資料を作り、印刷にかかったのが夕方、ちょうど埴輪の整理作業の日だったので、3人学生がおり、お願いしてホッチキス留めをしてもらった。250部は重い。それから22:00までパワポ作り。
◆当日は、歴史的な一日という興奮からか6:00には目が覚め、7:00に投票に行き、ねむい。会場は200人強だったか。おもしろおかしく話をして無事終わった。
全国学力テストの結果が公表されて
◆大阪府は小学校が平均に近づき、中学校があいかわらず45位だそうだ。で、橋下が怒っている。
◆まず、こうしたテストについて、教育の到達度を確認し、内容を点検し、以後の教育に活かす目的で行うなら、賛成だ。手法は全部か一部か、毎年か5年か、など議論はあるが、この際、どうでもよろし。
◆で、書きたいのは橋下論。なんか、共感できるところと、違うやろ、というのが相半ばといったところ。あれこれ考えてみると、橋下知事のよいところ、まずはカンフル剤となっていること。当たり前のように、今まで通りのことをやっていく、というのではダメだ、ということをはっきり打ち出したこと。しがらみ、経緯で、支出してきたものも全面的に見直す、それはいいことだ。
◆もうひとつ。これからの行政のあり方を、これまで転換できなかったことを、強力なパワーで示したことと。それは、限られた財源を、必要性を点検して、無駄を省き、必要なところに配分すること。税収が自然増をたどった時代は終わった。限られた財源を支出するためには、明確な目的、その目的・課題を実現するための効果的な施策、そしてどれだけ効果をあげたかを点検する。こうして、使い道を常に洗い直していく、というこ。
◆こういうと、まったく橋下の基本路線にお前は賛成か、と言われそう。そうかもしれない。
◆もうちょっとニュアンスを説明すると、要はいままで付けてきた予算だから配分するという時代は終わった。だから税金を大事に使わなきゃいけない。だから、福祉でも教育、税金を投じることで行政サービスの上で有効性をもたなければならない。必要性の点検はむろん、つけた予算が、研究もなく行き当たりばったりで、努力したけど効果が上がらなかったということもまた困るわけである。限られた中、あることを実現するために投じた予算、それによって、それに見合う効果を挙げる努力が求められる、ということだ。
◆漫然とした行政でなく、政策的に、課題をもって取り組み、ひとつひとつ達成していくということ。
◆こうした姿がこれからの行政のあり方として必然なものと考える。しかし、大阪府は保守的、手法も古いまま旧態依然(それは言い過ぎかも)、なかなか意識改革や転換は進まない。橋下が意図したかどうかは別にして、やろうとしていることは、そうした行政の転換だと思う。そうした方向付けを強力に進めていることには賛成する。
◆なんか書いていて、「それは橋下の言い分そのままか、独法とか公立大学法人とか、中期目標を掲げてその実現がチェックされる、それと言ってることは同じやないか」、と自分で思う。では、お前はそれを是認するのか・・・。
◆繰り返すが、橋下府政でなくとも、行政が計画性や戦略をもち、明確な行政目標を掲げ、その実現を図っていくことが、これからの必然であるということだ。
◆ただし、やっぱり性急で乱暴だ。大阪府の小学生・中学生の学力が弱いと。底上げしていかなければならない、そりゃそうだ。なので目標は明確、学力を高めることだ。問題はそれを実現するための、どういう手を打つかというところにある。いまのダメな点の分析と対応策をひねり出すこと、学力の高い県の教育を学ぶこと、そして大阪の学力向上のために、行政として総合的な対策を、一定の年限を定めて実施していくことだろう。
◆そこのところで、トップダウンでセカセカやろうとしていて、実際に昨年来やっている短絡的手法をみる限り、やはり乱暴だといわざるをえない点がある。脅しで動かすのでなく、またスピーディでなくとも着実に効果を上げる方法を執るべきだ。まずは府職員の意識を変えていくことが必要であり、過度でない適切な負荷をかけてクリアさせる、ということで、そうした手法を植え付けていくことが必要だろう。それが浸透してはじめて、大阪府は発展的に持続するであろう。そういう文化がないところに乱暴にやらせたところで、反動があったり、結局、知事が替われば元の木阿弥になりかねない。
◆まず、こうしたテストについて、教育の到達度を確認し、内容を点検し、以後の教育に活かす目的で行うなら、賛成だ。手法は全部か一部か、毎年か5年か、など議論はあるが、この際、どうでもよろし。
◆で、書きたいのは橋下論。なんか、共感できるところと、違うやろ、というのが相半ばといったところ。あれこれ考えてみると、橋下知事のよいところ、まずはカンフル剤となっていること。当たり前のように、今まで通りのことをやっていく、というのではダメだ、ということをはっきり打ち出したこと。しがらみ、経緯で、支出してきたものも全面的に見直す、それはいいことだ。
◆もうひとつ。これからの行政のあり方を、これまで転換できなかったことを、強力なパワーで示したことと。それは、限られた財源を、必要性を点検して、無駄を省き、必要なところに配分すること。税収が自然増をたどった時代は終わった。限られた財源を支出するためには、明確な目的、その目的・課題を実現するための効果的な施策、そしてどれだけ効果をあげたかを点検する。こうして、使い道を常に洗い直していく、というこ。
◆こういうと、まったく橋下の基本路線にお前は賛成か、と言われそう。そうかもしれない。
◆もうちょっとニュアンスを説明すると、要はいままで付けてきた予算だから配分するという時代は終わった。だから税金を大事に使わなきゃいけない。だから、福祉でも教育、税金を投じることで行政サービスの上で有効性をもたなければならない。必要性の点検はむろん、つけた予算が、研究もなく行き当たりばったりで、努力したけど効果が上がらなかったということもまた困るわけである。限られた中、あることを実現するために投じた予算、それによって、それに見合う効果を挙げる努力が求められる、ということだ。
◆漫然とした行政でなく、政策的に、課題をもって取り組み、ひとつひとつ達成していくということ。
◆こうした姿がこれからの行政のあり方として必然なものと考える。しかし、大阪府は保守的、手法も古いまま旧態依然(それは言い過ぎかも)、なかなか意識改革や転換は進まない。橋下が意図したかどうかは別にして、やろうとしていることは、そうした行政の転換だと思う。そうした方向付けを強力に進めていることには賛成する。
◆なんか書いていて、「それは橋下の言い分そのままか、独法とか公立大学法人とか、中期目標を掲げてその実現がチェックされる、それと言ってることは同じやないか」、と自分で思う。では、お前はそれを是認するのか・・・。
◆繰り返すが、橋下府政でなくとも、行政が計画性や戦略をもち、明確な行政目標を掲げ、その実現を図っていくことが、これからの必然であるということだ。
◆ただし、やっぱり性急で乱暴だ。大阪府の小学生・中学生の学力が弱いと。底上げしていかなければならない、そりゃそうだ。なので目標は明確、学力を高めることだ。問題はそれを実現するための、どういう手を打つかというところにある。いまのダメな点の分析と対応策をひねり出すこと、学力の高い県の教育を学ぶこと、そして大阪の学力向上のために、行政として総合的な対策を、一定の年限を定めて実施していくことだろう。
◆そこのところで、トップダウンでセカセカやろうとしていて、実際に昨年来やっている短絡的手法をみる限り、やはり乱暴だといわざるをえない点がある。脅しで動かすのでなく、またスピーディでなくとも着実に効果を上げる方法を執るべきだ。まずは府職員の意識を変えていくことが必要であり、過度でない適切な負荷をかけてクリアさせる、ということで、そうした手法を植え付けていくことが必要だろう。それが浸透してはじめて、大阪府は発展的に持続するであろう。そういう文化がないところに乱暴にやらせたところで、反動があったり、結局、知事が替われば元の木阿弥になりかねない。
カップラーメンの男
◆今日(8/28)は、なぜか構内に高校生が多かった。昼に食堂に行くと、高校生も含めて人だかりだったので、購買でおむすびを買った。そこで目にする光景、カップラーメンやどんべいなど、お湯を注ぎ、手に持ち、構内で食べる姿。そうコンビニとかわりがない、あの風景。食堂で飯でも麺でも食べてるのはよい。だけど、あのカップ麺、生協もコンビニと同じくポットを置いている。そんなやつらが目についてしようがない。少数派ではない、実に多いのだ。そんな男ども、概してヒョロ長くがりがり。あれでは体力はないし、気力もなかろう。
◆いま生協もほぼコンビニ化している。利益追求のコンビニは仕方ないとしても、生協は、食堂があるのだし、パンととかおにぎりはともかく、コンビニと同じく、弁当や冷麺やカップ麺など、やめてはどうか。プラスチックゴミを排出するだけだし、またいまの市大の学生のなかには、コンビニで時間をつぶしている者と同じく、食べた後、そこらへんに容器を散らかしていたりする。さらにいえば、そんなものを買ってきて研究室で食べ、ゴミ箱はそのクズで山となり、またそれを捨てに行こうともしない。安いんだから食堂で食え!、生協は需要があってもそういうものを置くな!、といいたい。とはいえ、自分もそういうものに無縁ではないことは反省せねばならない。でも、できるだけ、生協食堂に行っている。そうやな、前はペットボトルは大嫌いだったが、最近、イエモン濃い目を飲んでいるな・・・。
◆いま生協もほぼコンビニ化している。利益追求のコンビニは仕方ないとしても、生協は、食堂があるのだし、パンととかおにぎりはともかく、コンビニと同じく、弁当や冷麺やカップ麺など、やめてはどうか。プラスチックゴミを排出するだけだし、またいまの市大の学生のなかには、コンビニで時間をつぶしている者と同じく、食べた後、そこらへんに容器を散らかしていたりする。さらにいえば、そんなものを買ってきて研究室で食べ、ゴミ箱はそのクズで山となり、またそれを捨てに行こうともしない。安いんだから食堂で食え!、生協は需要があってもそういうものを置くな!、といいたい。とはいえ、自分もそういうものに無縁ではないことは反省せねばならない。でも、できるだけ、生協食堂に行っている。そうやな、前はペットボトルは大嫌いだったが、最近、イエモン濃い目を飲んでいるな・・・。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。