人を幸せにする人になろう

浄法寺 漆

◆今回の目的のひとつが浄法寺の漆器。浄法寺の場所を調べると、二戸駅からは南西方向だった。八戸ICから高速道路は、新幹線が通る二戸沿いの谷筋でなく、東側を南下する。そして二戸の南部で西に曲がる。昨年は、一戸ICで下りて二戸に北上したわけだが、今回は浄法寺ICに向かう。
◆滴生舎という漆器普及および販売を行っている会社がある。ICからそう遠くはない。その施設の一画の建物で、まずお昼を食べる。昔、二戸駅前で営業していた「ナナシ」という店が、GWのあいだ、この滴生舎漆にやてくる来客用に、中華そばorかけそばの2メニューで営業。
◆そのあと店舗に行く。なかなか魅力的な漆器がならぶ。親切な定員さんが話しかけても来る(大阪人だった)。1万1千円のもの、買うか買うまいか迷ったが、結局、買わず。カミサンは菜箸と本2冊を購入。むこうに体験学習のできる建物があるとのことで、そっちへ。
◆野鍛冶をやってました。S字金具と和釘を、手本を示したうえで、3人の人がカナハシで材料をつかんで炉に入れ、赤く焼けたものを叩き、曲げ、やってました。

2025年5月3日 八戸

◆2日夕刻に八戸駅着。東口レンタカーで車を借りて本八戸方面へ。泊。
◆翌3日、蕪島に向かう。千葉から11時間をかけて到着した山階鳥類研究所のTさん・Iさん家族と合流。風速計をセットしテスト。そのあと船に乗るべく、乗り場に行くが、風強く「欠航」。残念。船に乗って海から、風速計を動かしながらウミネコを撮影する予定であったが流れる。
◆で、昨年に続き、小学校5年生のMちゃんを連れて、こっちは別行動。

お昼を食べて志海苔館

◆博物館で娘と合流し、展示を見て出たら、ちょうど昼12時。飯どころを探す。蕎麦屋に入ろうとするが、のれんをくぐると待っている人が多く、やめる。結局、海沿いの回転寿司屋に入る。本店でした。
◆そのあと志海苔館に行く。名前は知っていた。和人の館が12か所あったのだとか。で、江戸時代のアイヌの蜂起はなんでしたっけ。それで落とされたとか。海に面し風がきつい。
◆志海苔館はほぼ空港のところ。そのまま空港に娘を送っていく。
◆そのあと五稜郭に行き、函館駅前でレンタカーを返し、鉄道で八戸にむかう。

北大・水産の博物館

◆前から展示施設があったようだが、ちゃんとした博物館にする準備が行われ、この4月に開館したところという。入り口は開いていなかったが、「自由にお入りください」とあるので、開けて入っていく。担当の先生が、ある部分の展示作業をやっていた。
◆ひととおり展示を見る。奥のつきあたりは収蔵庫のようだが、そこも開いていたので見る。その棚にあった船の模型は、なかなかのもんだ。むろん、生物標本等そのものが、ここでは価値があるわけだが、人文系の人間から見ると、この北海道のいろんな規模の木造船の模型が、なかなかよかった。神戸のカワサキミュージアムのように、壁面等を利用して、ガラス張りのなかに配列すると、かっこいいけどね。

未完の鉄道のアーチ橋

◆どこからどこまではできていたのか、それは知らない。沿岸沿いの道路を行くと、海岸段丘の急傾斜地の、少し高いところを、とにかく削って単線を通す工事が、ある程度進められている。トンネルもある。谷地形になっていれば橋をかける必要がある。コンクリート製だ。

本州との最短ポイント

◆距離17.5kmだそうです。

「なとわ・えさん」道の駅

◆行きにはスルーした道の駅に、帰りに立ち寄る。きれいな黒浜海岸で(砂鉄?)、景色がよく、昆布やジビエを扱っている。おじさん1人が趣味でやっている様子。コーヒーを頼み、昆布を買う。浜に出て写真を撮ったり、けっこう楽しめます。

2025年5月2日 恵山

◆娘は15時の便で羽田に行くのだとか。今回、八戸の前に函館を入れたのは、年金のことを片付けようというのが意図。前日、娘が年金事務所に申請に行ってくれ、納付書を発行してもらってくれたので、コンビニで支払って終わった。もう少し大きい話もあったが、これもOK。
◆11時に北大・水産の博物館集合ということにして、恵山にむかう。海沿いの道を東に。カミサンが廃線かなにかがあるというので見ると、それっぽい。スマホで調べると未完の鉄道だそうです。
◆めざす先端の恵山は、恵山という山があり、西側に恵山町、東側に恵山岬町というのがある。恵山はむろん続縄文の土器様式の名前でもある。恵山岬をめざす(恵山町も行くべきでしたね)。尖端は絶壁で、そこに灯台はなく道も通っていない。岬先端を一周できない。
◆東側の恵山岬の灯台に向かう。展望台があり温泉施設がある。「とどほっけ」という名前である。トドとは木の名前。椴法華という地名のようです。

大沼公園へ

◆大船遺跡から北に向かい、大沼国定公園へ。海から内陸側へ入っていくと、牧場があっちにもこっちにもある。駒ケ岳、爆発で頂部がふっとんだトップが見えるが、雲で覆われている。が、大沼に近づくとすっかり雲がなくなり、火山の山容がよく見えるようになる。
◆大沼公園は大観光地ですね。もう夕方に近く、昼間訪れたみなさんは、ほぼ帰っていったようだ。湖べりまで行くことはしなかった。公園入口まで行って引き返す。
◆函館方面に向かうと、小沼となり、そこは、湖のむこうに駒ケ岳がある撮影ポイント。が、車を寄せるところがなく、そのまま函館に向かう。函館駅前のホテルに入り、一駅、JR五稜郭駅に行き、娘と19:30に待ち合わせ、お店に入りました。

大船遺跡

◆15時を過ぎ、垣ノ島遺跡をあとにして大船遺跡に向かう。ここは90年代後半、O主任文化財調査官が調査指導に行っており、名前をよく耳にした。深さ2.4m掘り込んだ竪穴の写真、1000個におよぶ(?)石皿の写真は有名。
◆しかし、こっちは寂しい。垣ノ島遺跡は博物館もあり、道の駅ともなっている。道の駅とはいうものの普通のとは異なるもので、間違ってやって来る人もいるだろう。そういう人を含めて、かなりの人がやってきて、展示室も見てくれている。これに対し、大船遺跡の方は人がいません。
◆深い竪穴住居を遺構表示し、柱や屋根組を復元しているのだが・・・。大船遺跡の方をこっちは知っていたわけだが、遺跡の規模は大きくはないか。全面に近い発掘調査によって成果が華々しく喧伝され知られたというところか。地図を見ると、史跡になっていない隣接地があって、ここには遺跡は広がらないのかと聞くと、あるんでしょうね、と。
◆上の道路に沿って駐車場に車を入れ、下りていきながら遺跡に向かう。ガイダンス施設もあるが、こっちは実物を展示する施設ではなく、パネルや模型が中心。
◆ここでもガイドさんに案内してもらう。遺跡の存続期間は、垣ノ島より短く、大まかに古い時期、新しい時期の2区分での説明。竪穴住居の平面形が、小判形から三角形になっていく。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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