人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
是川先生が亡くなられた
◆1月3日にお亡くなりになったと聞いた。最後にお会いしたのは7、8年
前か。久津川の渡り土手の調査を見に来ていただいた。その時のこともブログに書いたかもしれませんが、写真を再掲しておく。このあとも姫路で飲んだことがあったかもしれない。高校の先輩のセッティングで、何年かごとに呑み会があったのだが、それもコロナでなくなり、一度、正月にでもお会いしにいかないと、と思っていたのですが。
◆播磨地域の古墳群の消長について、小野山先生の規制論をふまえて論じておられました。最近の資料の充実、各自治体の若手研究者の活躍で、是川先生の論文が引かれないのは残念です。古い段階では個々の古墳の年代もはっきりせず、修正されていくのは当然ではあるが、大局論としては生き続けているのではないか。
◆播磨地域の古墳群の消長について、小野山先生の規制論をふまえて論じておられました。最近の資料の充実、各自治体の若手研究者の活躍で、是川先生の論文が引かれないのは残念です。古い段階では個々の古墳の年代もはっきりせず、修正されていくのは当然ではあるが、大局論としては生き続けているのではないか。
網野銚子山と陵山
◆昨日網野に行くと、1年前にわたしがドローンで撮影した1枚がガイダンス施
設に掲げてあった。それと前に作成した佐紀陵山古墳との比較図が出ているのだが、これがいつ作ったものか覚えてないが、まあ現時点としては古いものになる。
◆報告書に書かせてもらう機会があり(2024年3月刊)、両者について厳密に比較した。いま読み返しても、けっこう徹底的にやっている。その結論は、網野については下段を薄くし、その長さを前方部前面をのばすことで陵山と同寸としている、というもの。なので単純な半裁図比較では、そうした関係は示せない。後円部であわせると、前方部が違うやないか、ということになる。なので報告書では半裁比較図を作らなかった。が、やはり世間的には半裁図がわかりやすいわけだ。こうした図を作っておけば、ガイダンス施設などに使ってもらえたのに、と反省。
◆遅ればせながら作ってみたものを挙げておきます。緑:陵山VS黄:網野銚子山。
◆報告書に書かせてもらう機会があり(2024年3月刊)、両者について厳密に比較した。いま読み返しても、けっこう徹底的にやっている。その結論は、網野については下段を薄くし、その長さを前方部前面をのばすことで陵山と同寸としている、というもの。なので単純な半裁図比較では、そうした関係は示せない。後円部であわせると、前方部が違うやないか、ということになる。なので報告書では半裁比較図を作らなかった。が、やはり世間的には半裁図がわかりやすいわけだ。こうした図を作っておけば、ガイダンス施設などに使ってもらえたのに、と反省。
◆遅ればせながら作ってみたものを挙げておきます。緑:陵山VS黄:網野銚子山。
2025年4月25日 南丹市立文化博物館
◆そのあと、美山町のデンケンに行くことも考えたが、旧園部町の資料
館に行くことにする。園部垣内古墳の資料を前から見に行きたかったので。
◆園部ICで下りて、旧園部町の中心部へ。なんだがきれいな復元天守のようなものがあり、その横が博物館でした。310円。
◆園部藩の殿さまは小出3万石で、幕末まで存続。城は作れず陣屋だったが、実質的には城の縄張りがあり、許可されたのは維新政府になった際のドサクサらしい。そこで櫓などを建設したとあった。日本で最後に築城された城だとか。いまの復元はしかし、遺構とあんまり関係ないように感じる。
◆で、復元天守様のものはイベント会場らしく、その横が博物館でした。1998開館のようです。けっこうな展示面積があり、園部垣内古墳の資料を見ることができました。黒田古墳の資料もあります。垣内古墳は重要なので、調査前の時点でガタガタで根拠をもって復元できるようなものではなかったように思うが、それでも墳丘について、やってみる必要があるなと感じた。
◆園部ICで下りて、旧園部町の中心部へ。なんだがきれいな復元天守のようなものがあり、その横が博物館でした。310円。
◆園部藩の殿さまは小出3万石で、幕末まで存続。城は作れず陣屋だったが、実質的には城の縄張りがあり、許可されたのは維新政府になった際のドサクサらしい。そこで櫓などを建設したとあった。日本で最後に築城された城だとか。いまの復元はしかし、遺構とあんまり関係ないように感じる。
◆で、復元天守様のものはイベント会場らしく、その横が博物館でした。1998開館のようです。けっこうな展示面積があり、園部垣内古墳の資料を見ることができました。黒田古墳の資料もあります。垣内古墳は重要なので、調査前の時点でガタガタで根拠をもって復元できるようなものではなかったように思うが、それでも墳丘について、やってみる必要があるなと感じた。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。