人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
2024年11月6日 信太貝吹山
◆玉3のあと。午後は和泉市に向かう。
◆信太貝吹山も測量開始時は局地座標。2000年はじめに業者が測量しており、その時の図と座標がまずは提供された。が、任意の局地座標。周囲の住宅地など広く図化されており、われわれの墳丘測量は、この時の座標でやることにした。とはいえ、道路沿いの鋲の局地座標データを使って、墳丘再測量用の基準点を振り込んだ。が、使った古い鋲ってやつが、ほんとに2000年はじめの業者測量の時のものか不安が残る。おまけに、その後、貝吹山古墳を市が買い取って、その整備のための調査をやり、その施工図面が作成されており(座標なし)、その図の高さを見るとあわないのです。われわれが墳丘測量をやった2000年はじめの図の道路の高さと、けっこうなずれがある。困ったものだ。やはり局地座標は限りなくメンドウがついてまわりますね。
◆相生市の塚森古墳。着手前から近くの基準点をさんざん聞いたのだが、結局は「ない」ということで局地座標。終わった頃に成果簿が出てきた。いま、国土調査などで、市のしかるべき部局に問い合わせれば、道路沿いの基準点は出てくる。市役所の税務とか土木とかにあるから、ということを最初にもっと強く言うべきでした(これも再出撃が必要)。
◆この日の信太貝吹山の国土座標測量は、わりあいスムーズに終わる。和泉市設置の2点の基準点をもとに、再測量の際に墳丘に振り込む基準点とした2点の国土座標を、なんとか落とし込む。
◆信太貝吹山も測量開始時は局地座標。2000年はじめに業者が測量しており、その時の図と座標がまずは提供された。が、任意の局地座標。周囲の住宅地など広く図化されており、われわれの墳丘測量は、この時の座標でやることにした。とはいえ、道路沿いの鋲の局地座標データを使って、墳丘再測量用の基準点を振り込んだ。が、使った古い鋲ってやつが、ほんとに2000年はじめの業者測量の時のものか不安が残る。おまけに、その後、貝吹山古墳を市が買い取って、その整備のための調査をやり、その施工図面が作成されており(座標なし)、その図の高さを見るとあわないのです。われわれが墳丘測量をやった2000年はじめの図の道路の高さと、けっこうなずれがある。困ったものだ。やはり局地座標は限りなくメンドウがついてまわりますね。
◆相生市の塚森古墳。着手前から近くの基準点をさんざん聞いたのだが、結局は「ない」ということで局地座標。終わった頃に成果簿が出てきた。いま、国土調査などで、市のしかるべき部局に問い合わせれば、道路沿いの基準点は出てくる。市役所の税務とか土木とかにあるから、ということを最初にもっと強く言うべきでした(これも再出撃が必要)。
◆この日の信太貝吹山の国土座標測量は、わりあいスムーズに終わる。和泉市設置の2点の基準点をもとに、再測量の際に墳丘に振り込む基準点とした2点の国土座標を、なんとか落とし込む。
2024年11月6日 玉3の国土座標
◆玉手山3号墳のある柏原市老人福祉施設の中庭に保存した古墳があり、玉3の測量杭のデータを求められた。が、2001年当時、研究費がなく局地座標で測量した。その後、玉1の報告書の際、国土座標の基準点測量を業者にやってもらった。玉1は柏原市が測量しており、改めて測量はしなかった(再トレース)。が、これも局地座標。そこで、国土座標基準点測量の成果をもとに、旧図にあるコンクリートなどの不動点を、国土座標に落とし、1号墳・2号墳の測量図を位置付けた。
◆業者の基準点は、玉1と玉3の福祉施設内に各1点。それで1号墳の測量をしたわけだが、今回の依頼に対しデータを見るが、玉3の図を国土座標に落とし込む測量をやったかどうかが不確か。『玉手山古墳群の研究』に掲載してもらった測量概報の時に、国土座標に位置付けたと書いてあり、国土座標を切っている。が、この根拠がわからず、数字を見ると間違っているとしか思えないもの。20年以上前のことは覚えていない。
◆で、業者による基準点測量はそれよりあと。そのあと、玉1に続き、玉3についてもやったと思い込んでいたが、どうもそうではないらしい。メモがあって、国土座標らしき数字も見えるが、これも何かわからない。
◆これでは依頼に応えられない。ちゃんとやった方がいい。ほんとはお金を出して、業者に測量杭の2本に国土座標を落とすのがよいのだが、すぐは無理。なので出撃することとした。さいわい水曜日の2限の授業がなくなったので、研究生K君と現地に向かう。
◆玉1バックサイト。施設内に本体。玉3墳頂部の杭にそこから落とせればいいのだが、発掘から長く経過し、樹木がうっそうと茂り無理。なんとか、墳裾あたりと後円部斜面の2本の測量杭を見出し、それを国土座標で測り込んだ。近い2点で、それだけで回転させるのは怪しいが、それは仕方なし。なんとかそれをやり、柏原市の調査区も測り込んで、昼に撤収した。
【追記】右図。だいたいよさそうだが、2号と3号図の境界の、やすらぎ入口付近がややずれる。2号墳の測量が正しいだろう。もうちょっとやる必要がありそうだ。
◆業者の基準点は、玉1と玉3の福祉施設内に各1点。それで1号墳の測量をしたわけだが、今回の依頼に対しデータを見るが、玉3の図を国土座標に落とし込む測量をやったかどうかが不確か。『玉手山古墳群の研究』に掲載してもらった測量概報の時に、国土座標に位置付けたと書いてあり、国土座標を切っている。が、この根拠がわからず、数字を見ると間違っているとしか思えないもの。20年以上前のことは覚えていない。
◆で、業者による基準点測量はそれよりあと。そのあと、玉1に続き、玉3についてもやったと思い込んでいたが、どうもそうではないらしい。メモがあって、国土座標らしき数字も見えるが、これも何かわからない。
◆これでは依頼に応えられない。ちゃんとやった方がいい。ほんとはお金を出して、業者に測量杭の2本に国土座標を落とすのがよいのだが、すぐは無理。なので出撃することとした。さいわい水曜日の2限の授業がなくなったので、研究生K君と現地に向かう。
◆玉1バックサイト。施設内に本体。玉3墳頂部の杭にそこから落とせればいいのだが、発掘から長く経過し、樹木がうっそうと茂り無理。なんとか、墳裾あたりと後円部斜面の2本の測量杭を見出し、それを国土座標で測り込んだ。近い2点で、それだけで回転させるのは怪しいが、それは仕方なし。なんとかそれをやり、柏原市の調査区も測り込んで、昼に撤収した。
【追記】右図。だいたいよさそうだが、2号と3号図の境界の、やすらぎ入口付近がややずれる。2号墳の測量が正しいだろう。もうちょっとやる必要がありそうだ。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。