人を幸せにする人になろう

コウノトリ

◆前に玄武洞には行ったが、コウノトリのところには足を運びませんでし た。カミさんが豊岡で開 かれた研究会に行き、資料を持って帰ってきました。
◆すばらしいですね。さまざまな取り組みが裾広がりで展開されています。平日でも、多くの人が見に来ているという。埋文業界はどうでしょうか。むろん、生き物というのは、動物園と同じで、博物館と違って子供を連れた家族など、引き付けやすいということはある。同じようにはいかないが、史跡ひとつひとつに、これと同じような地元の取り組みの展開があれば、と思います。地域の人たちを主体とするコミュニティを作っていけるか、というところ。この点、長岡京市さんは、整備計画の時点から、そこで何をやっていくかということを地元の人たちに考えてもらい支援していました。行政は作る、地元住民はトイレをつけておけ、道路の整備も、といった要望をするという構図になりがち(それはそれで大事なわけだが)だが、地元でどう維持し、使っていくか、自分たちの住む地域の自治の問題として、あとは任せられるような意識を作り上げていってほしいですね。
◆ちなみに、豊岡は、城崎や出石と合併し、温泉・ソバという魅力が加わり、効果が大きかったとのこと。山陰海岸、陣屋町、ヤナギゴオリ、カバン、といった自然・歴史や地場産業を活かしていくというのも一面、+新しいものを生み出していく、という両面が必要ですね。コウノトリの郷の成功は、細々とした飼育から、これだけの魅力を創出したのは平成以後のことで、豊岡とコウノトリの関係は近世にさかのぼるとはいえ、新規に近いものがある。そういう地域ならではのものも、新たに生み出すことはできるわけである。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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