人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
コナベ見学会
◆12月04日に宮内庁の実施しているコナベの発掘を見に行った。書くべきことは多いが、書いてられん。あんまり、遺構にからむ写真を公表したら、おこられるのかもしれないので、両くびれ部の写真1点ずつにしておこう。
◆通路状に見えるのは、墳丘第1段テラスで、ここまでは入れてくれる。ただし、内規でそうなったからといって、コナベでここを全周させてくれるわけではない。内規がかわったんだから、テラス面上は開放してくれないものか。
◆奈良女子大学に移動しての報告会は、18時から大学の用向きが入ってしまったため、16:30までで引き上げた。当てられて発言したのは、内部の残りの良さに驚いたが、対照的に外回りの残りの悪さだ。堀で洗われて崖になっているところは、だんだんちぎれ、崩落していく様子がうかがえる。写真は出さないが、ガマと呼ばれるエグレには、埴輪の底面がならんでいるところもあった。
◆こうした大規模な堀をもつ古墳の痛みはどのように防ぐのがよいのだろうか。文化庁もあまり経験はない。宮内庁がずっと悩み、工法をいろいろ工夫を重ねてきている。
◆あっしの主張は、せっかく工事をするのだから、ちゃんと古墳らしくしてほしい、現状より悪くならない手当、とうのでなく。そうすると、やはり墳端を確かめた上で、再度盛り土をした上で、護岸をどうするか。葺石風でない石積みでもよいのではないか。花崗岩で面をきちんとし、面を墳丘斜面にあわせて積む、人工的だが、上までとせず水面の部分とし、むしろまぎらわしくないようにしては。
◆要するに、限りなく遺跡整備に近い手法でやるということだ。コナベなど、宮内庁の土地の中だけでやろうとするとそれは無理だ。金もかかる。でも応急処置はしなければならない。計画的に、だ。それは宮内庁予算を超える話であろう。
◆個人的見解は別にして、やはり透明性と議論が必要だ。いまの現状がこんなんですという報告書を作成する。そこに土木工学やら遺跡整備の専門家を交えて、どういう護岸をやっていったらいいのか、手法などを研究するというのを、ちゃんとやって、方向性を出していってほしいものだ。
◆通路状に見えるのは、墳丘第1段テラスで、ここまでは入れてくれる。ただし、内規でそうなったからといって、コナベでここを全周させてくれるわけではない。内規がかわったんだから、テラス面上は開放してくれないものか。
◆奈良女子大学に移動しての報告会は、18時から大学の用向きが入ってしまったため、16:30までで引き上げた。当てられて発言したのは、内部の残りの良さに驚いたが、対照的に外回りの残りの悪さだ。堀で洗われて崖になっているところは、だんだんちぎれ、崩落していく様子がうかがえる。写真は出さないが、ガマと呼ばれるエグレには、埴輪の底面がならんでいるところもあった。
◆こうした大規模な堀をもつ古墳の痛みはどのように防ぐのがよいのだろうか。文化庁もあまり経験はない。宮内庁がずっと悩み、工法をいろいろ工夫を重ねてきている。
◆あっしの主張は、せっかく工事をするのだから、ちゃんと古墳らしくしてほしい、現状より悪くならない手当、とうのでなく。そうすると、やはり墳端を確かめた上で、再度盛り土をした上で、護岸をどうするか。葺石風でない石積みでもよいのではないか。花崗岩で面をきちんとし、面を墳丘斜面にあわせて積む、人工的だが、上までとせず水面の部分とし、むしろまぎらわしくないようにしては。
◆要するに、限りなく遺跡整備に近い手法でやるということだ。コナベなど、宮内庁の土地の中だけでやろうとするとそれは無理だ。金もかかる。でも応急処置はしなければならない。計画的に、だ。それは宮内庁予算を超える話であろう。
◆個人的見解は別にして、やはり透明性と議論が必要だ。いまの現状がこんなんですという報告書を作成する。そこに土木工学やら遺跡整備の専門家を交えて、どういう護岸をやっていったらいいのか、手法などを研究するというのを、ちゃんとやって、方向性を出していってほしいものだ。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。