人を幸せにする人になろう

観光学

◆新しい学問分野。どういう研究をするのか、あまり想像ができません。観光で売り出したいという時、参考になるような、これまでの実例の分析に基づく諸施策の効用など、いろいろ役に立つこともあるのかもしれない。うまくやっているところ、力を入れたが思うようにいかないところ、そこには当然、なにがしか要因があり、そういうことを分析する意義はあるだろう。
◆ということを認めつつ。理論化のようなことを目的とするとすれば、ちょっとどうなのかとも思う。成功の方程式はない。なにが大事かといえば、熱意ある人たち、その実践の積み重ねがすべてだ、と思うから。そこの場、諸条件、そのなかで地域コミュニティーを再生し、若い人もそこで暮らしたい、そんな地域にできるかどうか、だ。役所が公式にしたがってやっても、たぶんしょうがない。公務員がダメというのでなく、そうした地域再生に熱意をもつ公務員を集める、また育てる、ということ。そこに住み、切実な問題として取り組む地域の人たち、そういう人たちとともに、一緒に力をあわせてやっていけば。
◆ヒストリア10月号の〈地域の歴史を守り伝える〉の小野市の事例は、わたしが依頼したものだ が、原稿が届いた時、執筆いただいた方の、想像していた以上の、地域再生をシカケ支えようとする熱意が伝わり、ほんとうに感銘を受けた。その際、市史編纂室長であったことを踏まえ、単にイベントをやればいいというのでなく、史実をふまえたものをめざしている点も、学ぶべきところが多い。

プラグイン

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
6 7 8 9 10
12 14 15 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 28 29 30 31

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索