人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
陵墓の勉強会
◆土曜日は15時から陵墓の会議があり、そのあと勉強会でした(その前の午前中で考古研同窓会の案内ハガキ152枚を印刷し発送した)。2本の報告を聞いた。うち1本は幕末明治の治定の話。谷森善臣らの話だが、彼らの考証家においても派閥があるらしく、明治の官僚機構のなかの諸陵寮や名前や所属がコロコロ変わっていくようだが、短期間のなかで、主導勢力が変わっていく話は面白かった。
◆しかしまあ、なぜに明治政府が天皇陵や皇后陵くらいにとどめず、皇族墓をぜんぶ決める、などというできない仕事をやることになったのかは、あまり明瞭ではないようだ。諸陵寮側の意見具申、それを太政官が受けて布令を出したようだが、そのへんの上申文とか、太政官の審議の様子とか、むろんわかれば言及されていると思われるので、残っていないということなのだろう。参議あたりは、どう受け止め、よしやるべしと判断したのか、知りたいものである。
◆もひとつわからんのが、なぜ条約改正を求めていくのに、天皇陵がぜんぶわかっていないといけない、などという発想になるのかという点。ふたつあって、なぜ日本の君主の墓がわかっている、あるいは祭祀をやっているというのと、西欧列強に伍していくということのつながり。もうひとつは、そう考えるにしても、文久までにかなりのものは治定されているわけで、十分ちゃうの、という疑問である。そんなことを西欧は求めるのだろうか。国内側の姿勢の問題だろうが。
◆しかしまあ、なぜに明治政府が天皇陵や皇后陵くらいにとどめず、皇族墓をぜんぶ決める、などというできない仕事をやることになったのかは、あまり明瞭ではないようだ。諸陵寮側の意見具申、それを太政官が受けて布令を出したようだが、そのへんの上申文とか、太政官の審議の様子とか、むろんわかれば言及されていると思われるので、残っていないということなのだろう。参議あたりは、どう受け止め、よしやるべしと判断したのか、知りたいものである。
◆もひとつわからんのが、なぜ条約改正を求めていくのに、天皇陵がぜんぶわかっていないといけない、などという発想になるのかという点。ふたつあって、なぜ日本の君主の墓がわかっている、あるいは祭祀をやっているというのと、西欧列強に伍していくということのつながり。もうひとつは、そう考えるにしても、文久までにかなりのものは治定されているわけで、十分ちゃうの、という疑問である。そんなことを西欧は求めるのだろうか。国内側の姿勢の問題だろうが。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。