人を幸せにする人になろう

N先生の『蜻蛉遊記』

◆先週の岡山での会には、残念ながら直前になって欠席してしまい、申し訳ありません。楯築の会というよりN先生の会という性格だったようで、かなり大勢の人たちが参加したようです。N先生がおみやげを用意されていて、Sさんに送ってもらいました。前方後円墳設計復元3部作の抜き刷りも含まれていました。いずれ反論を書かなければなりません。
◆そして『蜻蛉遊記』という退職にあわせてまとめられた私家版の冊子が同封されていた。ご自身が、いろんな媒体に書いてこられた小文をまとめ、年譜や調査歴、著作等をまとめるだけでなく、「研究自評」というのを書いておられました。元同僚のS先生は、振り返りはしないという発言をしておられたことがあり、これは研究者としてまだ一線でやっていくという決意であると感じたことがあります。とはいえ、S先生も、どれくらいなんだろう10年間なのか、著作目録のようなものを自費で製本しておられました。昔を振り返ることにふけるほどの年齢ではないという精神的な若さと、しかし研究については一定の回顧と次の目標を確認するといった、両面が必要なんでしょう。ともかくN先生がこれまでの自分の研究について自分で論評するという姿勢に感銘を受けました。
◆自分は?、というところです。市大日本史20周年の時に、ひとつの機会があったように思います。当日の発表も『市大日本史』に掲載するときも、時間や枚数制限があって、そう長い文章でまとめてはいませんが。で、いま新大学の書類で、著書・論文・その他に、それぞれ概要を記せという、誰も読まない整えるためだけの書類をこないだから作成しています。自分が書いてきたもの、いちおうエクセルに入れてはいるが、完全ではなく、なんか出たらその都度記入するような習慣もありません。
◆もとい、いま、そういう新大学の書類書きで、書いてきたものを振り返らさせられている、そういう機会になっているという話です。
◆N先生には1983年から大きな影響を受けており、いただいたものを眺めながら、こうした姿勢を味わっています。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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