人を幸せにする人になろう

2019年11月3日、見学会

◆和歌山方面の見学会と10月初めには決めたのだったか。が、卒論生の1人が横穴式石室をやってお り、その関係の石室めぐりをすることに。
◆まずは、片袖の例として東大阪市夫婦塚に行くことにし、集合は近鉄石切駅9:00。6人、自分をあわせて7人。夫婦塚はすぐ近く。夫婦塚として片袖の西石室の図ばっかりみていたが、片袖が2つ並ぶ。看板では双円墳の可能性を示唆する。墳丘は削り込まれて判断のしようもないが、南面して2つの片袖石室が開口する姿は、確かに夫婦塚というにふさわしい。
◆結論的には、西石室が6世紀前半で、東石室が石舞台式だったか。石室からすると年代差がある。しかし片袖である点は、高安古墳群ととともに、6世紀前半に片袖石室が導入され、それを墨守し、両袖の最新モードが入っていないのだろう。看板では東石室への埋葬が最初とあるが、石室からすると逆である。石室型式による前後の判断の方が妥当だろう。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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