人を幸せにする人になろう

美濃和紙用具ミュージアム「ふくべ」

◆越前今立で一緒になったニイチャンが、美濃に行ったらここへ行けと教えてもらっていた。その紙漉き道具のミュージアムに行く。和紙の里会館よりも手前で、自由の女神が目印(和紙の里会館のおばちゃんにも教えてもらった)。廃校になった小学校を利用したものである。
◆おじさんが一人。シルバー人材センターに登録している66歳の方。少しずつ勉強しているということで、解説していただいた。展示室はたくさんあり、むろん紙漉きの道具ががメインだが、ほかの展示室では民具類がならべられている。展示は盛りだくさんで、ちゃんとした展示である。古い歴 史民俗資料館で、集めた民具がとにかく置いてあり、開館時のままくたびれているところは多いが、ここはしっかり展示してある。話を聞くと、何度か移転したとのこと。展示リニューアルは、その意味でも重要かもしれませんね。
◆やはり手作りだそうだ。教室を展示室に変える、そのため木製の桟のフレームを壁に取り付け、そこにいろんな道具を配置してある。それを見て手作りだろうなと感じられ、好感がもてた。何千万円といった予算はなく、これらの道具類を残そうと思って活動してきた人たちが、自分たちで作ったということだ。
◆下の写真は、「こうぞ」などの紙料をほぐす装置と、奥は乾燥機である。近代になって導入された装置。でも乾燥機のところでは、やはり天日干しに戻ったと書いてあったような。

和紙の里会館

◆この展示施設、映像もよかった。紙漉きの様子もいいのだが、桁や簀など、道具を作る映像が興味深かった。が、ここでも紙漉きをしたいという人は現れるが、桁を作る指物師、簀を作る職人は、もうほぼいないとのこと。簀を作る人は見習いが1人だとか(まだ、ぎりぎりプロが1人いるということなのだろう)。なので、いま作っているもの、在庫のようなものがなくなると、道具がなくなり、手漉き和紙ができなくなる!。
◆桁の桟に金属線を打ち付けた「つく」というものがある、のだ。そのための鋲というのか、Y字の金具であったり、その他必要な金具を作る鍛冶屋さんがいたとのことで、その動画が面白かった。が、そんな金属線、越前では見てないぞ、と。で、次に行った用具ミュージアムで写真を撮らせてもらった。

2024年6月2日 美濃

◆和紙作りの特産地を訪ねるシリーズ。紙漉きをやっているところを「紙郷」というらしい。いい言葉だ。で、美濃和紙を学びに行くことに。それで、米原まで土曜日のうちに行っておくことにした。
◆朝、米原を750に出て、美濃の和紙の里会館についたのが9時過ぎくらいヵ。関市を過ぎ、さらに長良川をさかのぼり、板取川という支流を入っていくと、そこが紙郷。「牧谷地区」というらしい。川筋に沿って、そこそこ長い距離にわたって紙漉きをやっていたよう。越前今立の方がまとまり感がある。写真の右側に写っている建物が、和紙の里会館である。
◆写真撮影はできない。3階が展示室になっている(その下はギャラリー)。奈良時代に紙漉きをやっていたのは、美濃でも西部の揖斐川流域なんだとか。それが中世以降は、この地区が特産地化していく。で、江戸時代には幕府の御用達になり、栄え、いまの美濃市街が紙問屋で栄えることになる。

赤土山古墳

◆草ぼうぼう。いまの季節、仕方ないですが、西乗鞍古墳の草が刈ってあることからすると、放置されているように感じる。この整備をしてから既にだいぶ年季が経つが、それほど劣化はしていない。ちょっともったいない。

小墓古墳

◆小墓古墳。これまでは眺めるのみ、今回は足をのばす。院生が資料を作ってくれており、その映像を見ると周溝の輪郭が畔で残っています。残存する墳丘の高まり以上に、墳端はのび、大きくなることは確実。
◆西乗鞍→小墓→東乗鞍という順番だそうである。どれがアラカイ?。東乗鞍かな。
◆6月3日、その北側にも前方後円墳があることを知る。

西乗鞍開口部

◆土曜日の天理見学会からいくつか。まず西乗鞍古墳。見学用に周溝部や墳丘への上り道の草を刈ってくれている。ちゃんと一周してみた。後円部東側のえぐられたところに、花崗岩が集中する。そう大きな石はないが、横穴式石室の開口部と考えられる。ちゃんと見てまわらなアカンな。

いま米原にいます

◆6月1日。見学会後、米原にむかう。カミサンは新快速で米原に。明日、岐阜県美濃市に行く。和紙の勉強。10時からある学会の委員会があるのだが、さぼりかな。

5月31日 後始末の仕事をはじめる

◆教授会。この日、人生の後始末の、ひとつの仕事に着手した。

2024年6月1日 天理見学会

◆今日は見学会。天理の古墳めぐり。平端9時集合。
◆最初、額安寺。で、西乗鞍。ちゃんと1周しました。TK47くらいにしましょう。小墓古墳。MT15らしい。東乗鞍、TK10くらい。世間ではMT85?。それぞれ根拠となる資料にさかのぼって点検したいところ。
◆西山古墳。塚穴山古墳。峯塚古墳。布留社。昼飯。
◆別所大塚、石室完全に破却。石上大塚、もっとちゃんと測量せなあかん。ウワナリ。ハミ塚。なんとか古墳。赤土山。和邇下神社古墳。東大寺山。
◆帯解黄金塚。大安寺杉山古墳に行こうとしたが、17時で施錠されるとのことで、終了。JR郡山駅と近鉄大和郡山駅で学生らを降ろす。
◆今日は今井町で、アイさんとオーさんの発表があったが、行けず。

まあそんなんで

◆月曜日は、大歴の委員会資料、通常報告と総会議案を作り、プレゼンの読み原稿に手を入れる。ばたばたで15:46分から7分間のプレゼンに臨む。これ3回目。2年連続不採択。ということで、いつもは月曜日は火曜日の授業の準備をするのだが、それで日が暮れ、そこから授業の準備をする余力もないほど緊張等で疲弊していた。
◆火曜日、朝8時に来て、1時間で資料を作り、1時間でパワポを作り、90分乗り切る。あ~あ、全部こなしていると疲れる。もうイベントが集中するのは無理ですね。

プラグイン

カレンダー

09 2025/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索