人を幸せにする人になろう

2023年4月4日、若狭野古墳

◆終末期方墳で、横口式石槨風だったか。

久津川の石棺図

◆しばらく前に研究室で発掘していた。メモによると1987年9月17日と18日の2日間をかけている。大学院浪人中か・・・。 縮尺は1/10。蓋石は内面は測れていない。むろん底石の下側も。側石については、おそらく外側を上に伏せてあり、外面の略図を取ったのち、接地面で内面の抉り位置を確認し、その位置を外面図を描いたマイラーの裏面に記入している。考えてるね。
◆トレースの練習にやってもらおうか。

2023年5月3日、憲法記念日

◆右は昨日の成果。見た目はこれまでと変わらないのですが・・・。
◆研究室(933)。測量概報に手をつけてしまう。久津川古墳研究ファイルの整理中(1049)。地図 をいじり始めている(1234)。

ポン大おそるべし

◆カミサンが日本大学の評議員をやっております。新聞とか、ニュースレターとか、会議の資料やら、やたらと郵便物が来ます。その最新の新聞。新入生が1万8000人、おそるべし。年間予算、2723億円だって。

岡山で

◆考古学研究会の講演は、不満でした。やっぱり土器論。そこには人がいて集団がいて動いてい る。本格的な農耕社会への転換は、情報や知識ではなく、集団の移住により果たされる。八日市地方遺跡で成立する土器様式があるのだそうで、北陸とか岐阜北部の土器との関連を指摘しつつ、東海系の竪穴住居に墓という話が唐突に加わる。土器の正確な変化や、複数地域の土器様式が融合して新たな土器様式が生まれるとか、現象を正確に提示することは大事。が、「何のため」に土器をやっているのか。弥生時代のできごとを解明するためではないのだろうか。そうすると、具体的に、どこのどういう人たちがどう動いて、そこに他地域の集団も関与して、新たにこうなったということを浮き彫りにしてほしい。むろん、口頭発表とか論文化する際には、資料の制約をうける。しかし、そこをギリギリ詰め、その総合の上に「こうちゃうか」ともっていってほしい。そのへんN先生はさすがです。実証的なことをきっちりやって、最後の最後に「おお!」という結論が出てくる。
◆栄原先生「石橋を叩いて飛べ」という言葉を思い出します。
◆受付でもらった岡山のパンフを見て、1枚。行ってみたいですね。

ほんものこそ人を動かす

◆カミサンの弁。京大が、いわゆるリケジョ、理学部で勉強する女子学生を増やすためのマンガを作ったとかの記事を見て。こんな小手先・・・、京都大学は二流大学になったと嘆いてます。
◆東大はすごいわな。たとえば博論。一般の大学には、条件として、査読付きの雑誌に2本論文を発表していること、とかがある。うちのガイドブックを見たが、昔はあったが、いまは見当たらない。なくしたのかな。東大はそんな条件を一切つけないと。文系は知らぬが、カミサンの出た工学部でいえば、5人の先生が見る。1人が反対しても4人が合意すれば学位が取得できある。さきほどの話でいえば、そんな学術雑誌に論文を発表しているかどうかはどうでもよろしい、提出された論文をオレタチが査読するから、と。オレタチが基準であるという、さすがは東大の研究者ですね。
◆で、続き。落とされることもあるんだそうです。審査がちゃんと行われているわけだ。

英語

◆なんだっけ、大学生で、マシンでもソフトでも、日本語のマニュアルがあればいいが、英語となると、とたんに断念するという。無理、と。これが英語教育の実態である。小学校からやっても同じ。こういう実態をちゃんと文科省は認識すべし。自分たちが、英語だのプログラムだのを小学生からやらせるようにしたものの、成果が得られていないことを、反省すべし。読み書きそろばんと遊び、面白いものにむかう自発性の根を育てる束縛のない自由を小学生に与えてくれ。こないだ帰りの電車で(21時代)、塾帰りの小学生が、なんとかのテストの傾向がどうのこうの・・・、もう啞然ですわ。

中国合衆国

◆ユナイテッドステイト、オブ、チャイナ。中国こそ連邦制にすべきでは。省を国家にし、その連合とし、連邦政府が上にあるというもの。デモに参加しただけで逮捕され、解放されても、姿が消えるという記事が載っていましたね。中国人留学生は、こうした自由のない国には戻りたくないわな。自由がもっとも大事ですね。おかしいことは「おかしいんではないか」と声を挙げられる国であり続けたいものです。

ワグネル

◆軍隊とは恐ろしい。人間の命が消耗品である。毎日、何百人が死んでもしゃーない、戦争だもの、という、21世紀なのにまだそういうことがおこっている。会社もまた上司―部下、命令がある。が、そこには間違ったことを拒否する自由、断る自由もないわけではない。妥当なことなら、納得できることなら、組織としてやらねばならない。やはり「何のため」が大事ですね。そこの説明があって必要なことと納得して仕事をしたいものである。
◆しかし軍隊は違う。作戦が独断でなく合理的なものとしても、決まった作戦は遂行され、消耗率10%であれ40%であれ、兵卒は攻撃を加えなければならない。その目的は人殺しである。そりゃ、攻められた側はそれを元に戻さなければならないという使命感をもち、相手を防ぎ押し返す大義があるが、ソ連兵は「なんでや」と思ってもやらねばならない。逃亡も増えるわな。
◆人の命が消耗品である。そのための武器を日本が輸出できるようにしようとしている。産業の育成だってよ。憲法に笑われますね。

労働者派遣法

ウィキから
◆1986年(昭和61年)7月1日施行(13業種)
 ソフトウェア開発、事務用機器操作、通訳・翻訳・速記、秘書、ファイリング、調査、財務処理、取引文書作成、デモンストレーション、添乗、建設物清掃、建築設備運転・点検・整備、案内・受付・駐車場管理等
◆1986年(昭和61年)10月1日施行(16業種)
 +機械設計、+放送機器等操作、+放送番組等の制作
◆労働者派遣状況(1998年度)
 事務用機器操作【2号】(49%)、ソフトウェア開発【1号】(10%)、機械設計【1号-2】(8%)、取引文書作成【8号】(7%)、ファイリング【5号】(5%)、財務処理【7号】(5%)、その他 (16%)、総数:30万6914人(特定派遣および一般派遣の合計)。
◆1996年(平成8年)12月1日(26業種)
 ソフトウェア開発・保守、機械・設備設計、放送機器等操作、放送番組等演出、電子計算機等の事務用機器操作、通訳・翻訳・速記、秘書、文書・磁気テープ等のファイリング、市場等調査・調査結果整理・分析、財務処理、契約書等取引文書作成、機械の性能・操作方法等に関するデモンストレーション、添乗、建築物清掃、建築設備運転・点検・整備、案内・受付・駐車場管理等、化学に関する知識・応用技術を用いての研究開発、事業の実施体制の企画・立案、書籍等の制作・編集、商品・広告等デザイン、インテリアコーディネーター、アナウンサー、OAインストラクション、テレマーケティング営業、セールスエンジニア営業、放送番組等における大・小道具
◆1999年(平成11年)7月28日:国際労働条約第181号(1997年の民間職業仲介事業所条約)を日本が批准。
◆1999年12月1日改正 - 派遣業種の拡大(ネガティブリストへ)
 港湾運送、建設、警備、医療、製造 以外
◆2004年(平成16年)3月1日改正 - 物の製造業務の派遣解禁、紹介予定派遣の法制化
 港湾運送、建設、警備、医療 以外

◆工場労働者が派遣になる。ちゃんと自分の会社でモノを設計し造れなくなる。ものづくりの国からの凋落はじまる。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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