人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
喜界島通信
◆月間海洋では、喜界島特集がなされているが、そこで島の土地条件や風土・農業・喜界馬のことなどを書いていました。隣の1枚ものは、町の広報に、喜界島の方言を地域ごとに紹介するシリーズものです。こういう絵が描ける、というのは、望まれる力のひとつですね。
◆さてしかし、彼女もまた会計年度任用職員・・・。議会でちゃんと学芸員を置けと議員さんが頑張ってくれたのだが、そうはならなかったとのこと。自分の進路を考え、8月から別のところに移っています。7月の電話はそれを報告してくれたものです。一方で、来年度採用の、また別のところの正職員をめざしています。いままでやれていなかった資料館での活発な活動、あるいはそれを伝えるためのさまざまなチラシやパンフレット作りなど、頑張っている者が報われない社会は、どこか間違っています。これ「やりがいの搾取」というものです。そういう仕事に関われているんだから我慢せよ、というのは最低ですね。
統一教会
◆今日の朝日新聞の記事はよくまとまっている。1面ぜんぶだけれど、大きいので、年表だけにしておく。統一教会は独自候補を立てるのでなく、自民党を支援して保護してもらうことを選んだという。統一教会が、近しい政治家に近づくことそのものはあっていいということになる。選挙運動にボランティアという形でかかわることも、あってよいのかもしれない。だが結局はウィンウィンの関係だからこそ、互いに利用することになる。当選した議員が、お世話になった宗教法人の活動に対し、便宜を図ったらアウトということになる。こうした関係は一般的な贈賄や収賄もそうだが、やはりそうなってしまうだろう。
◆で統一教会は、へんなモノを高い金で買わしたり、金を貢がせたり、大きな社会問題になっていた、と。宗教法人として適切ではないと解散を命じられてもおかしくないわけだ。そこを、個別案件の裁判で負けることはあっても、適当なところでな~な~で済ませる、そういう配慮が、自民党とくに主流安倍派により行われてきたのだろう。
◆信者2世の不幸についても、新聞でずっと特集されている。親が信仰するのは勝手だが、子を巻き込むな、ということだ。が、不幸にも小さい頃から教会に通わされ、信者になってしまい、そこから抜け出せない不幸である。こういう統一教会の宗教活動のあり方を、黙認してきたわけだ。恨みを買ってもいたしかたない、といえるだろう。
◆下村君が文科大臣の時に、悪評をごまかすために法人名の変更が認められたという。そこに前川君も登場し、90年代後半に、なにも活動が大きく変更するわけでもないのに名称変更は認められないと却下したのだそうだ。それが下村君時代に覆った。宗教法人の名称変更は文科大臣が決裁する案件ではないのだろうが、しかし世間をさわがしている特定の法人の案件であり、報告はしたが、大臣から指示があったのではないと、本人も文科省も否定している。が、はたしてそうか。これもモリカケ同様、いずれウソはばれるだろう。
ちょっとびっくりMさん
◆実は、わたしが王陵の被葬者などを発言するようになるきっかけが、このM氏だった。2003年に1ヵ月、韓国に在外研修に出してもらった時、4月からF大に行くことになったMさんが発表する韓国の学会に顔を出した。そこでMさんから2冊の冊子をいただく。それを見て、5世紀の馬具の研究、その年代の追求、そして、倭国王墓の被葬者にまで言及していた。なんというか、「やっていいんだ」といった感覚。学問は自由である。縦横にさまざまな資料を駆使して5世紀史に肉薄し、そのひとつのアウトプットとして、馬具から考えられる年代観をもとに被葬者に言及する、その姿勢に感銘を受けたわけです。
8月345
◆カミサンが幹事をやっている「構造強度に関する講演会」という学会の手伝いに、奈 良にいました。会場がまず東大寺ミュージアムで、1年前にS先生にお願いして会場の空きを確認いただき、予約していただきました。それから、特別講演では、全国をめぐるこの学会、ご当地ならでは方に登壇いただくことになっており、これも頼まれて奈文研所長にお願いに上がり、受けていただきました。
◆2日の火曜日に現地に入り、現場設営をやりました。学会期間中、ホテルでヒストリアの大会報告の原稿をとにかく書き上げようと決意していましたが、3日は体調が悪く、丸1日休みました。4日は気を取り直して原稿を書き始める。午後、所長の講演があるので会場でスタンバイ。話も聞かせていただきました。
◆この間、鶯塚の島状遺構を見に行きたかったのですが、体調悪く行きませんでした。グーグルアースの画像で、右側の前方部前面部に通路があって画像では形がはっきりしませんが見せてもらったドローンによるオルソー画像では長方形の造り出しがつく。梅原先生が、滑石製品を採集したことを記入した資料カードを、昔コピーした記憶がおぼろにあるのだが。また博物館の授業の関係で、奈良博の仏像の展示も見に行きたいと考えていましたが、これもやりませんでした。
◆最終日は職場に行き、仕事をしてから、学界の後片付けの手伝いに16時に会場に行く。終了後、東大の先生とか、宇宙研の先生たちとの打ち上げにつきあいました(わたしだけノンアル)。
◆2日の火曜日に現地に入り、現場設営をやりました。学会期間中、ホテルでヒストリアの大会報告の原稿をとにかく書き上げようと決意していましたが、3日は体調が悪く、丸1日休みました。4日は気を取り直して原稿を書き始める。午後、所長の講演があるので会場でスタンバイ。話も聞かせていただきました。
◆最終日は職場に行き、仕事をしてから、学界の後片付けの手伝いに16時に会場に行く。終了後、東大の先生とか、宇宙研の先生たちとの打ち上げにつきあいました(わたしだけノンアル)。
桜井茶臼山の赤色立体
◆うちの測量図は、わたしのインクトレース。その後、デジタルトレースはいちおうできている(図)。が、これトレース図のイラレなぞりなので、改めて原図を貼り合わせて仕上げてみたい。原図は、一部緩斜面だけ25㎝の等高線を入れているが、基本50㎝。これを問題ない範囲で、地上レーザーによる等高線図を参考に、25㎝で仕上げられないかと思っています。ちょっと前に少し作業をしたが・・・。
2022年7月31日、越前松島水族館
◆越前松島水族館で卵から孵ったミズダコの展示をやっているというの
で、急遽、福井に向かう。北陸道丸岡ICで下りる。すこぶる天気よし。東尋坊のすぐ北東にある。
◆長い時間、水族館におり、なかで昼食も取る。水族館の敷地内の浜で、あいかわらず石投げに興じたりする。
◆東尋坊。遊覧船に乗り、外から安山岩の岩場を見る。もう16時を過ぎてきて、帰る頃には店もかなり閉まっていた。息子はこの日のうちに戻るとのことで、米原まで送ることとし、三国の町を訪れることにする。前に考古の見学旅行で来たときは、龍翔館だけ見学しただけだった。
◆今回も、時間も限られていて、ゆっくりまわってはいないが、中心部を歩き、町屋で見ることのできる旧岸名家を見学し、その先でアイスクリームを買って食べた。町屋がとてもよく残っている
というわけではない。かなりの部分建て替わって しまっているが、雰囲気は味わえる。
◆もうひとつ、あとからチラシを見ると、三国の歴史などの展示をやっているところがあるようだが、外から見ると真新しい施設のように見え、入らなかった。
◆帰途につき北陸道に入るが、何か所も工事をしていて、カーナビだと米原着がかなり遅くなっている。そこで今庄で下り、栃の木峠越えの北国街道で近江に向かう。19:59の新幹線をめざし、そのまま地道で米原駅に向かう。ぎりぎりになったが乗れたようである。
【追記】そのあと8月5日の豪雨で、今庄のすぐ南の下線合流部が氾濫、また北陸本線のトンネルあたりもやられ、不通となった。
◆長い時間、水族館におり、なかで昼食も取る。水族館の敷地内の浜で、あいかわらず石投げに興じたりする。
◆今回も、時間も限られていて、ゆっくりまわってはいないが、中心部を歩き、町屋で見ることのできる旧岸名家を見学し、その先でアイスクリームを買って食べた。町屋がとてもよく残っている
◆もうひとつ、あとからチラシを見ると、三国の歴史などの展示をやっているところがあるようだが、外から見ると真新しい施設のように見え、入らなかった。
◆帰途につき北陸道に入るが、何か所も工事をしていて、カーナビだと米原着がかなり遅くなっている。そこで今庄で下り、栃の木峠越えの北国街道で近江に向かう。19:59の新幹線をめざし、そのまま地道で米原駅に向かう。ぎりぎりになったが乗れたようである。
【追記】そのあと8月5日の豪雨で、今庄のすぐ南の下線合流部が氾濫、また北陸本線のトンネルあたりもやられ、不通となった。
会計年度任用職員
◆富山の博物館でも、そう書いた名札をぶらさげていた。南の島でも、会計年度職員が頑張っている。で、この「会計年度任用職員」という言葉、大嫌いだ。こんな言葉、いったいいつから聞かれるようになったのだろう。人間としての尊厳をバカにしている。
◆人件費節減が限界まで突き詰められ、ようよう、いまの日本の組織が成り立っているということを示す。これ西欧では考えられないのではないか。昔、アメリカ史の同僚がそう言っていたことを思い出す。労働者がないがしろにされている。19世紀を経て獲得してきた労働の権利はどこへ行ってしまったのか。
◆パソナはじめ人材派遣会社、諸悪の根源。いや、そういう法的整備を進めた政府がむろん悪いのだが。防衛費をGDPの2%にしよとしているのでしたか。いま5兆円を倍増する話。5兆円を学校教員の人件費にあてたらどうか。5兆円あれば、20人学級は実現するんではないのか。
◆むろん働く側がいろんな働き方をしたいというバリエーションはあるのだろう。が、若者が、それぞれなくてはならない仕事を組織のなかでしながら、ちゃんと職員となっていないという現実をもっと重視すべき。公務員国家というのも、あってよい。平成の市町村合併で、地域がよりいっそう疲弊したことは間違いない。
◆人件費節減が限界まで突き詰められ、ようよう、いまの日本の組織が成り立っているということを示す。これ西欧では考えられないのではないか。昔、アメリカ史の同僚がそう言っていたことを思い出す。労働者がないがしろにされている。19世紀を経て獲得してきた労働の権利はどこへ行ってしまったのか。
◆パソナはじめ人材派遣会社、諸悪の根源。いや、そういう法的整備を進めた政府がむろん悪いのだが。防衛費をGDPの2%にしよとしているのでしたか。いま5兆円を倍増する話。5兆円を学校教員の人件費にあてたらどうか。5兆円あれば、20人学級は実現するんではないのか。
◆むろん働く側がいろんな働き方をしたいというバリエーションはあるのだろう。が、若者が、それぞれなくてはならない仕事を組織のなかでしながら、ちゃんと職員となっていないという現実をもっと重視すべき。公務員国家というのも、あってよい。平成の市町村合併で、地域がよりいっそう疲弊したことは間違いない。
プラグイン
カレンダー
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。