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人を幸せにする人になろう

自主性

◆日本の政府の対応がそれほど悪いわけではないだろうが、まあ都道府県が、全体方針としては政 府を頼りにしつつも、それぞれに対策を考え必要な対策を取ってきた。そしてまた国民も、政府や都道府県の判断を見つつ、自粛を含めて自主的に対応してきたように思う。店など、間隔をあける、シートを垂らす、店員はフェイスシールドを着用する、といった、それぞれにできることをやっている。一部で儲けを優先するところがなくはなかったのだろうが、ほとんどが安全を考慮しての自粛や開けるにしても対策を採ってきた。
◆悪くない、と思う。国家がイザという時に、強権的に制限をかけ、強い強制をかける。それが功を奏したところもあり、むろん、重要性・緊急性に応じたリーダーシップは求められるところである。しかし、実際には、都道府県という単位があり、市町村という単位があり、地域の単位があり、人がどう動くかというところ。その点、国がガッツリやるのでなく(できるできないでなく)、地方分権的な意識も浸透して都道府県がそれぞれに考え、そして実際には国民が動いた。こういうあり方は、悪くない。
◆日本も、オカミが言うことは正しいとして従う戦前のようではなく、それぞれに情報を得て、自ら行動を取る、そうしたものが一定程度浸透している成熟を感じることができるのではないか。布マスクの配布なんてアホみたいと、必ずしも政府がやることを信用せず、それに頼らず(むろん経済的な援助はそうもいかないが)、それぞれ考えている。むろん、そう理想的だ、というわけでもないだろうが、かなりのパーセンテージで、そういうものが定着しているように思われる。
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アジア・南米・中東

◆ファイナンシャルタイムスのグラフ。
◆新規感染者数の3つのグラフ。上は絶対値の対数表示。中は100万人当たりの感染者数で対数表示。下はその絶対値。
◆上のグラフでいうと、日本のすぐ上が中国、すぐ下が韓国。中国は第2波を経て、いま第3波。韓国はいま第2波。日本は最初のピークの収束過程にある。アメリカとイギリスは、まだ大きく下降していない。フランス・ドイツ・スペイン・イタリアなどは、それよりも下りが進んでいる。
◆で、下の突出はカタール。あとペルー・チリ・クウェート・バーレーン・シンガポール・アラブ首長国連邦・オマーン。これを見ると、人口の絶対数は少ないにしても、アメリカやイギリスの比率よりはるかに高い感染率ということになる。
◆今日の新聞で、欧米の感染被害の拡大は、新自由主義(経済至上主義)による医療部門の削減によるとある。そして欧米でも死者数など、経済格差の影響が現れているという。まして、南米や中東や、医療体制が十分でなく、格差が大きいところでは、貧困層にきわめて深刻なダメージを与えることになるのだろう。不思議な国日本は、赤字の公立病院の見直しなどが現実的に行われているが、必要性を訴える声からそこまで整理されていないのだろうし、また一億総中流ともよばれ、2000年代の格差拡大も世界に比べて緩やかだったのだろうし、これくらいで済んでいるということか。

いくつかの古墳の周辺

◆昨年度、科研でいくつかの古墳の周辺測量をやってもらった。手測りは教育上効果は大きいのだ が、本体が終わり周辺となると、レーザーは飛ぶとはいえ、やりがいはダウンし、苦行になってくる。摩湯山についてやった。久津川の街路部をやった。そして西陵をやった。それで、その成果物と、こちらの本体部のイラレデータの統合が次なる課題である。
◆そして本日5月19日、川合大塚山古墳の測量の打ち合わせにでかける。これは今年度から。で、これまでの経験にもとづき、まず周濠部の業者による地上レーザーを先に実施し、フレームを作ってから、冬場に入るつもりにしている。
【追記】遺跡の名称として「川合大塚山古墳」に統一したのだそうです。

2020年5月18日、お茶

◆店は16日の土曜日から再開するところは再開。この日も、カミサンを寝屋川まで送って行った が、小中高生が通学している。日常に戻りつつあることを実感する。
◆17日だったか、カミサンの実家にある茶の木の葉を摘む。帰ってきて炒って、手もみする。

2020年5月17日、岳父の四十九日

◆前日の16日に準備に行く。国分で注文していた花を受け取り、餅を受け取り、それから高野山に 行き、位牌を受け取る。そして写真のマキを買う。4月26日に紀美野町へ行った時も、ふらりと高野山を訪れたが、ほぼがらがらで、観光客はまばらだった。あんまり変わらないとはいえ、店がいくつか開いていた。
◆一旦この日は河内国分に戻り、今日から店をあけていた「あじもり」に行く。
◆翌日、ぱんのいえ、の喫茶コーナーも再開していたが、椅子が撤去され、壁沿いの椅子に横並びに座るようになっていた。
◆翌日、10時半から四十九日法要。そしてお骨を墓に収めた。この日、カミサンの実家のリビングをひたすら片付けていた。夕方になり河内国分へ戻り、お疲れさんの「膳所」。

2020年5月14日(木)、遠隔授業はじまる

◆うちは今日から。木曜日は、院演習と博物館概論。院演習はZOOM。わたしを入れて9人。この授業のやり方を話し、古代史・中世史・近現代史の新院生に、どういうことをやっているのかを聞き、授業での発表を考える。そして前期の順番決め。
◆博物館概論。資料とパワポをPDF配布資料にしたものをアップしておき、それを読んで小レポートを書いてもらう。遠隔授業とはいえ、動画配信は一部です。まあ、やってもいいのですが、おいおい。
◆この日、大阪府が大学も解除の方向とのこと。前期はすべて遠隔といまはなっているのだが、そうなればなったで、間隔を空けて座らせようとすると、教室キャパが問題となる。大人数の講義は無理かもしれません。しかし、6月のどこかからは可能なものは対面に移行するのかも。

家族経営農家

◆この3月まで家族経営農家は、国政として位置付けられていなかった、ということか。

高松塚

◆松村所長の寄稿文が新聞に掲載されました。壁画の修理が13年かかって終了した、さてこれからという話。どうなんでしょうね、保存修理施設のある敷地のなかに壁画展示館を作るのでしょうか。そして現地には「新たに石室と壁画を復元」するという。
◆『つどい』に森岡さんが、カシコーケンの岡林さんの書いた、盗掘坑からうかがえる盗掘者の行動、石槨内に入っての金箔を貼った棺台の持ち出しなど、壁画の傷を手掛かりにした洞察が、たいへん読みごたえがあったとの文が掲載され、読みました。まあ、こっちはほとんど何も知っていないことがよくわかる。まず報告書を見たことがない。かつてのも、17年に出たという石室解体の発掘調査報告書も。勉強が足りません。
◆秀吉最晩年の城が見つかったとか。「転落石は・・・小さな石の中から見つかった」という文章が意味不明であるが。

政治資金収支報告書

◆2020年5月13日(水)。大学に学生の姿が見え始める。文学部棟2階では、東洋史院生室に久しぶりに明かりがともりました。
◆河井アンリ議員は、昨年の参議院選挙で1.5億を自民党から選挙資金としてもらった。これ、だめですよね。中立公平な選挙じゃない。実際、現職が落ちたわけ。自民党の党費のなかには政党支援金(?)がある。共産党は受け取らない。政党支援金そのものをなくすべきだが、いまは横に置き、これ頭数でしょ。政党からの選挙支援が出されるとしても、この1人頭単価を上限額とするとか、なんらかの上限規定があるべきですよね。公平性を担保できない選挙制度は、制度としてダメ。
◆で本題。収支報告書は、12月まで分を5か月以内に報告するのだとか。1月、2月、3月、4月、5月、1年の収支をまとめるのに、そんなにかかるのか、そんな時間的猶予を与えるのか。役所は3月までに決算するんじゃないの、せいぜい4月でしょ。公設秘書だっている。5か月は長い。いずれにせよ、河井アンリは、1.5億円の使途を5月末までに、つじつまを合わせないといけないわけだ。新聞記者も手ぐすね引いて、どんな収支報告がなされるのか、それを待っているのでは。もしかすると、その前に逮捕かもしれませんが。
【追記】そうか、清算し1億円返しました、とすればごまかせるのかな。

2020年5月6日(水)

◆大学に人影なく。 木々は青々とはっぱを広げているが、人はいません。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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