人を幸せにする人になろう

日本の林業

◆興味深い新聞記事があった。国産材も価格的に同等になるよう努力し、いま切り時の戦後植林の スギを伐採・製材する工場がフル稼働していると。必要な木材、自分のところで供給していく、いいことだ。33%くらいまで回復したと。一方で、切るばっかりでは、眠っている資源を消費するだけ。農地も山林も回転させながら維持し、そこから資源を引き出し続けなければダメ。規模の拡大方針一辺倒では、いずれまた終わる。各地でこうしたことを定着させるとともに、回り続けるよう、計画的な植林をセットでやっていくこと。日本列島の営みの中で、営々と続け、確立されてきた森林資源の利用の仕方の智恵を、一旦失ってしまった損失は大きいだろう。極端な植林、極端な伐採。しかし、人間は学ぶことはできる。過去を学び、いまの智恵を働かせ、50年サイクルといった長期のスパンでモノを考えないと行けない林業を、一時的な営利でなく、再生させ、持続させる賢さが必要だろう。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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