人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
競争原理
◆教育基本条例に関する記事をひとつ。カミさんが是非、載せておけ、と。公教育はエリート養成ではイカンというのは前から書いている通りだが、カミさん曰く、世の中のほとんどはエリートではなく、大企業よりはるかに多くの町工場が産業を支えているように、ふつうの人々がこの世を支えているのである。橋下のように司法試験に通って弁護士になるようなエリートだけでこの世が成り立っているわけではない。エリート教育は選別の力が働き、できるヤツはほっときゃいいのにさらにちやほやされ、一方で多量の切り捨てがむしろ進むのではないか。戦後の日本は、相対的には、かなりの水準の教育をなしとげてきたし、それによって、こんな狭い資源もない国が産業を支え経済的な発展もとげてきたのである。そうしたあり方を維持し、さらに底上げすることこそ重要であって、経済的格差を是正し、一人一人にむきあい学力を身につけさせ、一人一人が社会の一員として働く社会を再生産し続けることこそ、日本の将来にとって重要なのである。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。