人を幸せにする人になろう

中国合衆国

◆ユナイテッドステイト、オブ、チャイナ。中国こそ連邦制にすべきでは。省を国家にし、その連合とし、連邦政府が上にあるというもの。デモに参加しただけで逮捕され、解放されても、姿が消えるという記事が載っていましたね。中国人留学生は、こうした自由のない国には戻りたくないわな。自由がもっとも大事ですね。おかしいことは「おかしいんではないか」と声を挙げられる国であり続けたいものです。

ワグネル

◆軍隊とは恐ろしい。人間の命が消耗品である。毎日、何百人が死んでもしゃーない、戦争だもの、という、21世紀なのにまだそういうことがおこっている。会社もまた上司―部下、命令がある。が、そこには間違ったことを拒否する自由、断る自由もないわけではない。妥当なことなら、納得できることなら、組織としてやらねばならない。やはり「何のため」が大事ですね。そこの説明があって必要なことと納得して仕事をしたいものである。
◆しかし軍隊は違う。作戦が独断でなく合理的なものとしても、決まった作戦は遂行され、消耗率10%であれ40%であれ、兵卒は攻撃を加えなければならない。その目的は人殺しである。そりゃ、攻められた側はそれを元に戻さなければならないという使命感をもち、相手を防ぎ押し返す大義があるが、ソ連兵は「なんでや」と思ってもやらねばならない。逃亡も増えるわな。
◆人の命が消耗品である。そのための武器を日本が輸出できるようにしようとしている。産業の育成だってよ。憲法に笑われますね。

労働者派遣法

ウィキから
◆1986年(昭和61年)7月1日施行(13業種)
 ソフトウェア開発、事務用機器操作、通訳・翻訳・速記、秘書、ファイリング、調査、財務処理、取引文書作成、デモンストレーション、添乗、建設物清掃、建築設備運転・点検・整備、案内・受付・駐車場管理等
◆1986年(昭和61年)10月1日施行(16業種)
 +機械設計、+放送機器等操作、+放送番組等の制作
◆労働者派遣状況(1998年度)
 事務用機器操作【2号】(49%)、ソフトウェア開発【1号】(10%)、機械設計【1号-2】(8%)、取引文書作成【8号】(7%)、ファイリング【5号】(5%)、財務処理【7号】(5%)、その他 (16%)、総数:30万6914人(特定派遣および一般派遣の合計)。
◆1996年(平成8年)12月1日(26業種)
 ソフトウェア開発・保守、機械・設備設計、放送機器等操作、放送番組等演出、電子計算機等の事務用機器操作、通訳・翻訳・速記、秘書、文書・磁気テープ等のファイリング、市場等調査・調査結果整理・分析、財務処理、契約書等取引文書作成、機械の性能・操作方法等に関するデモンストレーション、添乗、建築物清掃、建築設備運転・点検・整備、案内・受付・駐車場管理等、化学に関する知識・応用技術を用いての研究開発、事業の実施体制の企画・立案、書籍等の制作・編集、商品・広告等デザイン、インテリアコーディネーター、アナウンサー、OAインストラクション、テレマーケティング営業、セールスエンジニア営業、放送番組等における大・小道具
◆1999年(平成11年)7月28日:国際労働条約第181号(1997年の民間職業仲介事業所条約)を日本が批准。
◆1999年12月1日改正 - 派遣業種の拡大(ネガティブリストへ)
 港湾運送、建設、警備、医療、製造 以外
◆2004年(平成16年)3月1日改正 - 物の製造業務の派遣解禁、紹介予定派遣の法制化
 港湾運送、建設、警備、医療 以外

◆工場労働者が派遣になる。ちゃんと自分の会社でモノを設計し造れなくなる。ものづくりの国からの凋落はじまる。

鎌田慧

◆何冊かある。自動車絶望工場とか、八幡製鉄所のやつとか。それと岩波なんとかシリーズの『ぼくが世の中にまなんだこと』だったか、をもっている。こないだ読んでいた。青森県から中卒?高卒?で就職に東京に出てくる。最初が印刷工。で労働運動にかかわるようになる(途中までしか読んでません)。組合を作って対抗する。1950年代後半。いまからすると、考えられないような低賃金の長時間労働。契約もちゃんとしていない。そういうなかで戦後の日本で労働組合ができていく。経営者は、職場を占拠している労働者を、まずはクビにするも立ち退かず、排除するため警察権力を導入する、組合を結成して対抗しようとするのに対し、自分らの言うことを聞く第2組合を作る、それでもだめなら会社をつぶし、別のところで再開するなど、そういうことが書かれている。こうして日本人の賃金が高くなっていったのだろう。中小企業の賃金も上がり、格差が縮まり、一億総中流という望ましい社会に近づく。彼らが立ち上がったから、いまの日本があるともいえる。
◆韓国や中国では、後発の民主化、経済成長をとげるも、こういう日本の戦後社会が経てきた労働運動が押さえ込まれてきたのではないか。格差社会が放任され、これが生きにくい社会につながっているのではないか。日本がいくらかましだとすれば、それは1950年代の若い劣悪労働者の頑張りによっているのではないだろうか。
◆その日本社会でも、1990年代に「規制緩和」という名前の非正規労働を認める悪法が成立し、正規社員が大幅に削減され、格差社会に突入する。パソナとかパーソルとか、人材派遣会社という、悪徳商法が生まれる。

いわし亭なくなる

◆杉本町駅前の「いわし亭」が1月に閉じました。思えば4校交流会で、予約していたのだけれど、11月からコロナ感染者が増え(実際、12月にかけて大きく増加)、断念した。キャンセルしてごめんなさい。年2回の大学院入試のあと、恒例で、歴史学教員でいつも呑み会に行っていたが、この行事も、さて、どうなるか。

プログラムバカ

◆カミサンの弁。機械・電気・土木・建築など、工学部の根本のところを軽視してはダメ。そこをしっかりと保持する。そして就職にはまったく問題ない。が、いま理工学部などを新設する時、こういうのでなく、情報、なんとか学科ばかりが生まれる。で何をやっているか。研究室でやっているのは初音ミクだったりする。中身あっての情報化です。プログラムを組む能力が高い者がいるのかもしれない。が、こういうことができないかということに対して、こうやれる、こういうこともできる、とシステム開発が進む。そういうものがなく、情報の世界のなかで何かやるとなると、結局、くだらない、できたところでどおってことのない遊びに終わる。で、そういう学士がヤマほど輩出され、しかも就職がきびしいのだそうである。
◆映画「剣岳 点の記」のなかの言葉が良かった。要するに剣岳初登頂をめぐり、まわりがさわぐ。これに対し、「剣岳にどちらが早く登るかよりも、何のために剣岳に登るかが大事である」という言葉がいい。研究もそうですね。考古学でも、なんか並べられないか、順序付けられないか、できたと。でも、なぜそういう変化をするのかそれを知りたいとか、目的あっての研究であるべきですね。自分はなんのために考古学をやるのか、文化財保護をやるのか、こうしたいから、こういう社会にしたいからがあり、それにむかって遺跡や資料を扱うということか。

地図をつくった男たち

◆この文庫、楽しく読みました。電車通勤にすると本が読めます。で、大阪の私塾順天堂がでてき た。昨年、和算の座学で山内さんに教えてもらったもの。この順天堂を作った父子が東京に本拠を移し、明治の地図作りにかかわる。不遇だった、という内容だったか。あと、図式がフランス式からドイツ式になることとか、清国に日本の地図を流したか流そうとしたとかで処分され?、4人ほど自殺をしている下りは興味深い。あまり詳しいことは書かれていないが。
◆そして剣岳にのぼった陸地測量部の柴崎芳太郎の話もあった。ほんとに登頂したのかなど、あらぬ疑いをかけられたり、報告書の話とか、富山日報の記者の記事とか。で、Amazonプライムで、昨夜、この映画を見ました。

和泉国府

◆和泉市域の米軍写真をメタシェイプで合成した。よくできているようで、2重写しのようなブレが ある。広域でやったが、最初に和泉府中近辺だけでやったものの方が鮮明のようだ。用途によって使い分ける必要がある。

2023年3月23日、最後は板付

◆一人、和歌山の院生が飛行機で帰るので、最後は板付。史跡脇の展示館。
◆そこから史跡地へ。だが下がぐちょぐちょ。どうなんですかね。まわりより高く、もとは水はけは悪くないはずなのだが、史跡整備で養生のための土を入れ、遺構面との間に遮水層を作っているのか、こっちにはわからないが、雨上がりに行っても、史跡地を散策する気になりません。入口から内部をながめて引き返してきました。
◆空港に送り、それから博多駅前にレンタカーを返しに行くが、返却する客で、街中の狭い営業所のスペースはいっぱいでした。そそくさと車をなんとか敷地に入れ、博多駅に向かう。こうして、九州の旅は終わったのでした。なかなか面白かった。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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