人を幸せにする人になろう

生駒山

◆金曜日のあと始末をしないといけないが、その日の午後はする気はなく、土曜日の入試従事後の 時間もする気はなく、日曜日は1日休んで和歌山の家に行く。まあ、勤務日である月曜日、これから、あと始末をします。それと3月18日講演会準備をスタートさせねばならない。
◆26日の日曜日。和歌山長谷宮の家の空気を入れ替え、墓参り。帰り、久しぶりに丹生官省符神社と、慈尊院に立ち寄る。梅が満開(南部では散り始めという)。それから今井町にコーヒーを飲みに行く。
◆いつ も京奈和で五条から御所に抜けたくらいで、奈良盆地南部から見た生駒山が良く、写真をと思いつつ撮れていないかったが、ちょこっと撮影。左端、平尾山は十分写っていないが、「平らな尾」というのがよくわかる。手前に明神山系が横たわるが。で、生駒山地があって、左のピークが高安山。で、生駒がドーンとそびえる。その右は矢田丘陵。その右は、丘陵などないと教えられた平城山。天気がよければ、比叡山が見えます。

舒明期の画期

(1)敏達系の子で即位できなかった彦人、その子である田村が即位する。
(2)飛鳥に、のちのち引き継がれる飛鳥正宮の最初である岡本宮を造営する。
(3)初めての遣唐使を派遣し、また遣隋使にともなう留学生が相次いで帰国し、唐の情勢が詳しくもたらされる。
(4)唐尺を公式に採用する。
(5)百済宮と百済大寺の造営に着手する。そのための大規模な徴発を行う。
(6)百済宮は王宮として初めて正方位にした可能性がある。正方位官道の整備も、舒明期に始まる可能性がある。
(7)百済大寺は初めての国家を代表するナンバーワン寺院である。倭国特有の初めての「百済大寺式(旧法隆寺式)」の伽藍配置で、軒瓦も有子葉単弁の初めての「百済大寺式(旧山田寺式)」の軒丸瓦を導入する。
(8)死没後、滑谷丘に埋葬後、改葬された段の塚古墳は、最初の八角墳である。
◆孝徳期前段階としての舒明期の画期はかなりのものだったと考えなければならない。

2023年2月25日、入試

◆昨日の24日、古文書プロジェクトの研究会2時間をなんとかクリア。夕、大阪歴史学会の考古部会例会に行き、終了後、懇親会。
◆本日25日、国公立の前期入試で職場におります。答案を書いている高校生らは、自分の子供よりすっかり下になる。自分の受験からは40年が経過したということになる。

定年退職後どうする

◆今日の新聞から。
◆カミサンとは、伊能旅をしようと話をしている。日本中を歩く、ということだ。それはそれ。
◆A県のA氏のように、専門的にやってきたことを活かし、NPO法人を作り、地域の歴史文化遺産に関わり続けるというのは、いいことだが、それだけの覚悟がいります。それだけAさんのやっていることは偉大だということがよくわかる。普通は、気楽にサンデー毎日をと考える。やるだけやった、あとは趣味に生きるで、もちろんいい。が、いまは人生が長い。65歳から75歳くらいは、やや量をセーブするとしても、まだまだ働ける。一方で、まだ体が動くんだから、行きたいところに行くなど楽しむ、そうでないと体が動かなくなる、という考え方もある。
◆いちばんいいのは折衷かもしれませんね。仕事半分、遊び半分。
◆とにかく、ガンや交通事故であっという間に死んでしまうということがなければ、男でも80後半くらいまでは生きる。80を超えると余生でいいとしても、そこまで定年から15年ある。その短くない期間、楽しく、かつ記事にあるように、なにがしか社会の役にも立っている、そう思える生き方をするのが、晩年、やりきったと安らかになれる大事な時期なのだろう。
◆町内会でもなんでも、人と接し続けることがまず大事。で、それこそ伊能忠敬のように、やりたかった新しい挑戦をするのでもよし、それまでのことを活かせる世界で何かやっていくなど、それは人それぞれだが・・・。年をとっても、自分を見つめ、どう生きたいか、考え続ける必要があるということですね。あなたは、いま一番なにをやりたいですか。

これまたカミサンの弁

◆「文科省の役人が劣化している」と。なんでも大学に届く通知やらなにやらの文章が、まるでなっていないのだとか。上役はチェックしているのだろうか。
◆こないだ、ある試験で事前に提出されたペーパーを読んだ。社会人を長くやり、いまは家業をやっている方なのだとか。このペーパーの出だしの1段落を構成する3つの文が、すべてヘンなのだ。わかりやすい文章、あるいは容易に理解しやすいメール文、そういう訓練がなされないまま、それでも社会人としてやっていけるわけです。こういうところも、だんだんと日本社会の劣化が進行しているんでしょうね。
◆自分の組織のところでも、こないだ〆切のある書類があったが、日本史では、この書類、いったい何のためのもんやろ、こんなんいるんか、と。なんでもかんでもエビデンスが求められ、証拠書類を残す、それまで信頼の上でやれていたことが、こういう書類の作成に時間を奪われるのも、日本社会の劣化ですね。

MAGI

◆MAGIという10回ものドラマを見ました。天正遣欧少年使節。主導したのはバリニャーノ神父で、雲仙有馬の港で記念碑を見た。ローマ法王が、とりまきと違って良く描かれすぎのようにも思うが・・・。まあしかし、この4人、あの時期に、よくぞ行き、また戻ってきたものですね。
◆ところでgyaoが3月末で終わるのだとか。お世話になりました。このところ、「破れ傘刀舟 悪人狩り」というのを、少しずつ見ている。錦之助です。小学校の頃、よく見ていたもので。稲妻のお蘭役の江波杏子さんは2018年に亡くなったのですね。

日本学術会議

◆前にも書いたかな。いま、政府方針に学術会議が反論の声明を出し、あらゆる学会にも同調をよ びかけている。が、カミサン曰く「独立せい」。年間10億円もの国費をもらっている限り、政府にモノ申すと言っても、自慰に過ぎないのでは。ご意見を伝える、政府は承りました、と。まあ、予定調和的な関係で、厳しい緊張感などないのだろう(人選の問題が発生するまでは)。
◆日本学術会議が、あからさまな政府批判なんてできやしないだろう。たとえば軍事費の大幅増に対し、猛烈な反対を日本学術会議がするだろうか。大学など研究機関に軍事開発研究をやらそうという意向に対し、反論はするんだろうが。
◆政治、あるいは政府、これに対し、学術界の正義があるに違いない。日本学術会議の意見書だとか政策提言などが、すべて政府に忖度したものとはいえないだろう。もの申すという姿勢ではあろう。だが、そういう提言が活かされたかどうかは、よく振り返ってみる必要があるのではないか。
◆例えば安保法制の時はどうだったのだろうか。取り扱う内容は学術界のことにとどめ、日本の道行きを大きく左右するような政策変更などについては、それは政治の判断だからと関与しないということはなかったのか。
◆学術界は、政治の世界から独立しているべきである。あ らゆる政策分野にバックには学問があり、政策全般にモノ申す集団であってしかるべきだろう。が、日本学術会議が、年間10億円もの国費で飼われている存在である限り、おのずから制約が生じるだろう。
◆日本学術会議なるものを存立させ続けるとすれば、日本のあらゆる学会に参加をよびかけ、ささやかな分担金をお願いし、その範囲で運営すべきではないか。そうであればこそ、政府にとって、うるさい、だけど無視できない重みをもつのではないか。

現場の声

◆いちいちもっともだ。現場サイドの介護とはどうあるべきかの考え方と、効率的な介護という、 介護保険料の増大をいかに押さえ込むかという側の差がよく現れている。効率的な制度を考えたい、予算を押さえたいという立場もわかる。が、その基層には、介護はどうあるべきか、共通理解があってほしい。その上での、仕組みの工夫や予算配分であってほしい。
◆先週、母親が脳梗塞で倒れる。場所が悪く、状態はよくない。

地方議会の男女比

◆本日の朝日新聞。これを見ていると、兵庫県小野市が男女同数なんだとか。すごいね。

マイナンバー制度

◆カミサンが、移籍する大学の任用関係の書類を見て、書かせる番号が多すぎる!、と怒る。基礎年金番号とか、保険証とか、私学の共済(私学は共済じゃないんだろうけど)とか、当人でないので多さ加減の実際はわかりませんが・・・。いま政府は顔写真入りのマイナンバーカード(カタカナのみ)発行の比率を上げようとしているが、そうじゃなく、紐づけての運用を進めてくれ!、と。そうでないから、いちいち個別のID番号を書かされ、たまったものではない、と。
◆自分のことでいえば、わかる範囲のIDとかパスワードとか、ぜんぶ書き上げてプリントしたものを備えるようにしています。年寄りにはネット社会はつらいです・・・。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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