人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
とはいえ
◆卒論時にそろえた三角縁の資料カードは、その後もいろいろあり、いまはぐちゃぐちゃになっている。もはや取っておく価値はないように思う。そもそも複写が中心。いまや鏡のことをやっていないし、思い出に取っておく意味もない。5冊ほどのファイルを思い切って捨てようか、な。
ことのついで
◆1月14日の資料調査の翌日15日のメモには、もちろんメインであった京教の三角縁に関する所見のものもある。この時、京教の鏡が同笵鏡番号11と判明する。これまで3面が知られていたが「椿井」のもので4面目となった。小林行雄は、1981年の分有関係図(帝塚山の談話会資料)から(最終が1985年。椿井の図録56頁は87年とするが誤りらしい)、中部地方に出土地不明の1を加えており、5面あるらしい。このメモには、それが京教のものか、とも書いているが(中部なのにね)、福井県出土であることが判明したと追記している。どこからの情報なんでしょうね。
◆右は原稿化した『京都考古』の関係部分。足羽山の破片にふれている。この比較作業をやったわけだが、福井県というと、その時点では足羽山しかないし、見つけたとはいえない。が、書いた文章は、新たに足羽山破片の同笵関係を自分で見つけたように書き、小林の中部においた出土地不明鏡はそれとは別とするような書きぶり。実際、これら同笵関係の図を『京都考古』に出しており、6面目があるように書いている。
◆どうなんでしょうね。やはり小林が足羽山のものを同笵と認定していたのでしょうね。『足羽山の古墳』によれば、山頂古墳とは違う別の古墳らしいが実態不明。なので、古墳として特定できないから黒丸にしたのでしょうか。で、こちらは場所は特定されているから、それなら「足羽山」と書くはずだと考えたのでしょうか。当時自分がどう考えていたかはさっぱりわからん。
◆すっかり忘却しているサラの頭で考えれば、メモへの追記の「福井県出土」という情報がどういうものかわからないが、中部に置かれた黒丸が福井県なら、それはやはり足羽山とみるべきなんでしょう。『大古墳展』の目録ではそのように処理されている。また、「足羽山」のこの破片は行方不明とある。福井県のみなさま、どこかの収蔵庫に眠っていませんかね~。
◆右は原稿化した『京都考古』の関係部分。足羽山の破片にふれている。この比較作業をやったわけだが、福井県というと、その時点では足羽山しかないし、見つけたとはいえない。が、書いた文章は、新たに足羽山破片の同笵関係を自分で見つけたように書き、小林の中部においた出土地不明鏡はそれとは別とするような書きぶり。実際、これら同笵関係の図を『京都考古』に出しており、6面目があるように書いている。
◆どうなんでしょうね。やはり小林が足羽山のものを同笵と認定していたのでしょうね。『足羽山の古墳』によれば、山頂古墳とは違う別の古墳らしいが実態不明。なので、古墳として特定できないから黒丸にしたのでしょうか。で、こちらは場所は特定されているから、それなら「足羽山」と書くはずだと考えたのでしょうか。当時自分がどう考えていたかはさっぱりわからん。
◆すっかり忘却しているサラの頭で考えれば、メモへの追記の「福井県出土」という情報がどういうものかわからないが、中部に置かれた黒丸が福井県なら、それはやはり足羽山とみるべきなんでしょう。『大古墳展』の目録ではそのように処理されている。また、「足羽山」のこの破片は行方不明とある。福井県のみなさま、どこかの収蔵庫に眠っていませんかね~。
山城郷土資料館の三角縁
◆定年退職にむけてというより、あと2年半で森之宮に引っ越しなので、少しずつ部屋のブツを 片付けている。京都教育大学に「椿井」出土という三角縁神獣鏡片があることを、1989年1月7日に(豊中であった埋文研の時)、高橋美久二さんに教えられ、その後実見し『京都考古』に紹介した(53号、1990年1月刊)。1月14日に京教に行っている。めっちゃ早いですね。M1には時間があるんだ。というか、高橋さんがすぐ動いてお膳立てをしてくれたのでしょう。一緒に行ったのだろうか、記憶は定かでない。この関連ファイルを片付けたという次第。
◆で、同じ日に山城郷土資料館に行っている。京教のあと資料館なんだろう。文学部博物館での三角縁の展示準備を進めている時期で、京大の外区片を、山城郷土資料館にある破片とくっつけている。ヨシクニさんは写真から接合するとみていたのでしょう。資料館側としても、4月11日から椿井展をやる京大側としても、ともに確認しておきたいことで、ヨシクニさんがセッティングしたのであろう。
◆ものの見事に接合し、両者をあわせた写真を、ヨシクニさんが資料館の写場でブローニーで撮影したことを、オボロゲに覚えている。この写真が椿井の図録に使われている。山城郷土資料館の破片は、右側に赤鉛筆で塗った部分。翌日にメモを残していますね。これらはまったくの外区片で、同笵関係はわかっていない。当時、同笵を探そうとしたのではと思うが・・・。
◆なお、1987年に井手町で外区片が採集され、都出先生のスケッチをヨシクニさんにもらっている。なんでも川の土手で拾ったという話だったような・・・。その後2011年に、ネットからダウンロードした、この破片の画像をプリントしている。プリントした時のことはまったく記憶がないが。これは特徴ある外区なので、同笵関係はわかりそうなもの。いま、2000年の『大古墳展』図録を見ると、目録番号46同笵鏡番号27の3面のうちM15に接合するらしい。
◆これら所蔵関係は固まってしまっているが、接合して、まとめられないものですかね~。
◆で、同じ日に山城郷土資料館に行っている。京教のあと資料館なんだろう。文学部博物館での三角縁の展示準備を進めている時期で、京大の外区片を、山城郷土資料館にある破片とくっつけている。ヨシクニさんは写真から接合するとみていたのでしょう。資料館側としても、4月11日から椿井展をやる京大側としても、ともに確認しておきたいことで、ヨシクニさんがセッティングしたのであろう。
◆ものの見事に接合し、両者をあわせた写真を、ヨシクニさんが資料館の写場でブローニーで撮影したことを、オボロゲに覚えている。この写真が椿井の図録に使われている。山城郷土資料館の破片は、右側に赤鉛筆で塗った部分。翌日にメモを残していますね。これらはまったくの外区片で、同笵関係はわかっていない。当時、同笵を探そうとしたのではと思うが・・・。
◆なお、1987年に井手町で外区片が採集され、都出先生のスケッチをヨシクニさんにもらっている。なんでも川の土手で拾ったという話だったような・・・。その後2011年に、ネットからダウンロードした、この破片の画像をプリントしている。プリントした時のことはまったく記憶がないが。これは特徴ある外区なので、同笵関係はわかりそうなもの。いま、2000年の『大古墳展』図録を見ると、目録番号46同笵鏡番号27の3面のうちM15に接合するらしい。
◆これら所蔵関係は固まってしまっているが、接合して、まとめられないものですかね~。
2023年2月1日、西都原
◆発掘調査、今年度はじまった前方後円墳の整備状況、それと地下式の覆屋の状況、など。また、 昨年度調査分の遺物も見せてもらう。整備については、少し意見を。なお、来年度の事業費が軒並み50%くらいの内示になっており、文化庁予算が厳しいとの話。
◆防衛費には1兆円単位で増額をめざす。専守防衛でない敵基地攻撃は憲法違反であるが(武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する)、そういう議論をすっとばす内閣を倒すにはどうしたらいいのか。安保法制時のような盛り上がりがないまま、閣議で勝手に決めるおっさん。防衛費増額のための財源確保がなされようとしているが、それと直接関係があるのかどうかは知らないが、さまざまな分野での事業がカットされることの怒りを、全分野で集めることはできないだろうか。
◆西都原の風土記の丘整備の前の状況がわからないと、委員であるM大学のY先生がいつも言っている。施工の青図では、削り込まれた裾部を修復している程度で、墳丘そのものは現状維持とみてよいが、整備前の畑地の、微妙な起伏などが、土を入れて(削りは?)ならされ?、張芝されている。国土地理院の空中写真でメタシェイプしてみた。1962年のものである。米軍写真では限界があり、風土記の丘事業直前の、この1962年の画像で、ある程度、墳丘以外の台地上の微妙な起伏も図化できるのではないか。
◆防衛費には1兆円単位で増額をめざす。専守防衛でない敵基地攻撃は憲法違反であるが(武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する)、そういう議論をすっとばす内閣を倒すにはどうしたらいいのか。安保法制時のような盛り上がりがないまま、閣議で勝手に決めるおっさん。防衛費増額のための財源確保がなされようとしているが、それと直接関係があるのかどうかは知らないが、さまざまな分野での事業がカットされることの怒りを、全分野で集めることはできないだろうか。
◆西都原の風土記の丘整備の前の状況がわからないと、委員であるM大学のY先生がいつも言っている。施工の青図では、削り込まれた裾部を修復している程度で、墳丘そのものは現状維持とみてよいが、整備前の畑地の、微妙な起伏などが、土を入れて(削りは?)ならされ?、張芝されている。国土地理院の空中写真でメタシェイプしてみた。1962年のものである。米軍写真では限界があり、風土記の丘事業直前の、この1962年の画像で、ある程度、墳丘以外の台地上の微妙な起伏も図化できるのではないか。
USBとHD
◆先週月曜日(1月23日)、クラッシュしたUSBだけでなく、HDひとつの修理見積のため、バッファロー大阪営業所に送る。返事が来て、USBは13万円というのでヤメ。これ日常用で、目の前の仕事のデータとかが入っていたが、まあなんとかする。一方のHDは、前からアクセスできなくなっていたもので、ある資料集成のデータ専用としていたもの。これについては、「約70GB、約7,000ファイルのデータが復旧の見込み」とのこと。料金は7万円、しゃーない、何物にも代えがたいオリジナルデータなので、お願いした。ただ全体がどれだけだったのかが不明なので、救えるデータの比率がわからないが・・・。
【結果】16 GB、67,000 ファイルが復旧したとのこと(破損しているファイルを含むらしい)。帰ってきたものを整えるのがたいへんそうだ。
【結果】16 GB、67,000 ファイルが復旧したとのこと(破損しているファイルを含むらしい)。帰ってきたものを整えるのがたいへんそうだ。
カミサンが移籍します
◆いまの職場にいる間にも、いろいろ公募や持ち込まれる話やらがあり、応募してきたが採用されなかったが、ついに変わることになりました。夏に三田市に行ったのは、そういう理由です。引っ越しも考えられるが、住居を変えるのは、この年になるとなかなかしんどい。伊丹あたりに1人用の居所を借りるという案もあったが、授業数も少なくなり、必要な時にホテルというのでいいのではないか、ということに今はなっている。
◆定年が68才なんだそうです。なので、2023年度からで計算すれば、わたしは6年、カミサンは12年ということになります。
◆定年が68才なんだそうです。なので、2023年度からで計算すれば、わたしは6年、カミサンは12年ということになります。
2023年1月29日、文化財専門職説明会
◆同志社大学で13時から。うちの学生3人はZOOMで参加したはず。何年か前に同女で会議をしたこ とはあったが、同志社大本体に入ったのは、大学1年時以来かもしれない。雪が少し残る。
◆家でZOOMでという選択肢はあったが、うちの修士修了生が登壇するので、出かける。たっぷり17時まで。会場が同志社に移った最初の年は、行事がバッティングして行けなかった。で、そのあとはコロナとなり、今回も全面的な対面とはいかなかった。が、京都市内在住の学生・院生らを含め、50人ほどが会場に集まった。遠隔でつないだ数が思ったより多くなかった印象。
◆近畿2府5県の職員も、ほぼ若い世代が送り込まれており、自分が年寄りであることがよくわか る。上から数えて何人目、というところだろう。来年こそは、全面的対面で、また懇親会でも盛り上がりたいものですね。
◆少し早く京都に着いたので、かつて下宿していた銀閣寺道界隈に行く。「ますたに」のラーメンを食べに行こうとすると、列になっていたのでやめ、その2軒先の下宿屋はと見ると、建物が解体され駐車場になっているではないか。今出川通りに面し、それに沿って疎水が流れ、6月くらいになると蛍が部屋の前に飛んできたり。
◆家でZOOMでという選択肢はあったが、うちの修士修了生が登壇するので、出かける。たっぷり17時まで。会場が同志社に移った最初の年は、行事がバッティングして行けなかった。で、そのあとはコロナとなり、今回も全面的な対面とはいかなかった。が、京都市内在住の学生・院生らを含め、50人ほどが会場に集まった。遠隔でつないだ数が思ったより多くなかった印象。
◆近畿2府5県の職員も、ほぼ若い世代が送り込まれており、自分が年寄りであることがよくわか る。上から数えて何人目、というところだろう。来年こそは、全面的対面で、また懇親会でも盛り上がりたいものですね。
◆少し早く京都に着いたので、かつて下宿していた銀閣寺道界隈に行く。「ますたに」のラーメンを食べに行こうとすると、列になっていたのでやめ、その2軒先の下宿屋はと見ると、建物が解体され駐車場になっているではないか。今出川通りに面し、それに沿って疎水が流れ、6月くらいになると蛍が部屋の前に飛んできたり。
2023年1月28日、洗濯機
◆夕方、洗濯機がクラッシュし、止まる。少し前からへんな音が出て、悲鳴を上げていた。即、やはり買い替えざるをえないので、電気屋に行き、はじめて乾燥機能つきのものを購入することになった。到着は少し先。
◆この洗濯機、2000年に単身赴任になった時に購入したものだろうか。いろいろ入れ替えたような気もするが・・・。洗濯途中だったものは、翌日、コインランドリーで処理。
◆この洗濯機、2000年に単身赴任になった時に購入したものだろうか。いろいろ入れ替えたような気もするが・・・。洗濯途中だったものは、翌日、コインランドリーで処理。
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プロフィール
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雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。