人を幸せにする人になろう

ついでに伝世鏡と高地性聚落

◆やはり伝世鏡も重要ですね。伝世鏡を認める立場に立ってるんですけど、これは顕微鏡で見るような世界には突入しd816fd03.JPGてないんで、はっきりものが言えないので、材料にしにくいんですけど。なぜあると思うか、それは1990年度に兵庫県の鏡をぜんぶ見たわけです。やっぱり後漢鏡のほとんどはズルズルですよ。湯回りが悪いとか複製したからとか、そんなんで全部説明できるとは思えないんですよね。よ~く使ってますよ。ほんとに。
◆それと高地性聚落。カシコーケンの図録について書きましたが、その同じ図録の高地性集落の図を使わせてもらってます。緑は地域内部の戦争で内陸寄り、赤は瀬戸内沿いの沿岸部であることはハッキリしていると見えます。こういうの、近年はほとんど取り上げられませんよね。
◆ついでに銅鐸論。福永さんで尽きてるんですけど、寺澤さんや岩永さんの、その都度埋納というのは、銅鐸の本質を忘れているように感じます。村の祭りに使う宝器をそんなに簡単に捨てやしませんよ。捨てさせられてるわけです。中期の拠点聚落の解体と銅鐸の埋納が連動しているのは明々白々だと思うんですけど。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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