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大仙の水深

◆新聞発表があったらしいが、見逃していて、調べな、と思ってできていなかった。どこかの記事が以下。

 堺市にある国内最大の前方後円墳・仁徳陵古墳(大山〈だいせん〉古墳、墳丘長486メートル)の内濠(うちぼり)の水深は最深3.6メートルで、たたえる水の容積は34万立方メートルと分かった。宮内庁が初めて音波探査し、濠の精密な等高線図も作った。築造時は水面が今より低かったとされ、測量結果を分析すれば墳丘長が500メートルを超える可能性もあるという。これまでの調査と合わせ、巨大古墳の詳細な全体像が浮かんだ。
 仁徳陵古墳は宮内庁が天皇陵として管理しているが、正確な水深や容積の記録はなく、水面下の地形も分かっていなかった。宮内庁は今回、測量業者に「三次元地形データ」の作成を1296万円で委託。昨年12月~今年3月、3重の濠のうち最も内側の第一濠に音波探査機を載せたボートを浮かべ、形を調べた。
 最も深かったのは前方部の東側で3.6メートル。容積は34万立方メートルあり、標準的なプール(縦25メートル、横13メートル、深さ1.5メートル)の約700杯分になるという。

◆3.6mとは浅いですね。まあどんだけ流出土が堆積しているか、ということで。発掘調査で墳端をおがめることは、生涯ないだろう。だから墳丘規模の確定は無理。とはいえ、ボーリングをやって(江戸時代に黒鍬者が堀さらいをやっているので、数が多い方がいいのだが)、地山面の高さがわかれば、かなり規模も絞り込めるだろうが。わたしは前から言っているとおり、南朝尺360歩の約540mと推定しています。

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雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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