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人を幸せにする人になろう

鳥取(11)鳥取市歴史博物館(やまびこ館)

◆知らなかったが鳥取市の博物館もできていることを県博で知り、雨の中、歩いていき、無事、た どりつく。受付で聞くと2000年にできたらしい。ここはハナから資料の保存のため撮影禁止と明記してある。しゃーない。あんまり影響ないと思いますが。
◆1階が企画展で、それはパス。常設展は地下へ降りていく(300円)。階段から下をながめると、半分くらい青い。ありゃなんじゃ、と思って降りていくと、海の青で、青でないところには国土地理院の地図を陶板に焼き付けたタイルを貼り合わせたものになっていた。こういうの大好きである。
◆なかなか斬新な展示だった。最初は、近代以降の鳥取市の写真や、聞き取り調査のビデオテープ。市の概要紹介。また同緯度の世界の都市の紹介。流れている映像の手前の部分のヤツ は、現在の中継画像?、未確認。でもねえ、同緯度ということで姉妹都市 になっているところもあるようだけど、だから、とも思う。同緯度という必然性があまり感じられない。でもまあ、けっこうなスペースであるわけだ。
◆一段落すると、歴史に入るが、銅鐸が一個あったが、あんまり考古資料はない。じっくり見始めたのは鳥取藩の展示のところから。吉川経家が籠城のあと、1人切腹して開城した話などを学ぶ。それと岡山池田と鳥取池田の話。
◆けっこう楽しめました。いろんなアイデアが込められ、それでいて歴史の展示が疎かになるわけでもなく、とくに江戸時代でいえば村の暮らしとか、普通の人々の生活に着目していこうという目線が加わっていることがパネルの文章などから読み取れる。考古の側としては、量的にはわずかと言っていいので、もっとできるとは思うが、コンセプトが別のところにあるのだろう。ただ、鳥取城の整備のパネルは、長期・中期・短期だったか、そういう計画に沿って進めている現在進行中のものが紹介されているのはよかった。
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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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