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人を幸せにする人になろう

2013年11月9日奈良・唐古と横穴式石室(10)艸墓

◆4つを選んだが、最後に学生たちに見せたかった文殊院西は、お寺さんがあいている時間を超え   たのでアウト(これは11月18日に計測でまた行く)。3つめの艸墓に行く。岩屋山亜式。もう日没し、暗い中を細い通路をたどって入っていく。恥ずかしながら初めてである。メスリ山の測量の時に通った道からちょっとそれればあったわけだが・・・。
◆玄室も小さくなり、石棺があっていっぱいいっぱい。これ竜山石だそうな。けっこうパリパリしていて、二上山石棺がガリガリ傷つけられている柔らかさとは異なることがわかる。まあ切石とはいえ、羨道などでは自然石そのままだろう石もあり、玄室も角部などでは詰石もあるように、コウ打して壁面を整える技術はあっても、それを徹底してやるかどうかは、また別であることがわかる。大きな花崗岩の調達とどこまで労力をかけてきれいに整えるか、階層差が反映するだろう。
◆本日、峯塚、ムネサカ、艸墓と見てきて、やはり岩屋山古墳の整美さが際だつ(文殊院西もだが)。終了は17:45。学生らを桜井駅で降ろして帰る。なんだか疲れ果てているので、早く寝る。
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雲楽
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61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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