人を幸せにする人になろう

2016年1月23日(金曜日)チンチェーロ遺跡

◆まずチンチェーロ遺跡。少し雨が・・・。いまは雨期。リマはエルニーニョが発生する時以外は、1年を通して雨が降 らないらしい。が、こうした沿岸砂漠地帯をのぞくと、日本でいう夏の雨期に入り、乾ききった山岳部や丘陵にも草が生えてくる。いまは緑が鮮やかになり始めた時期にあたるよう。ちなみに、今回、雨カッパを用意したが、しとしと雨が降るなかの遺跡見学は1回もなく、ほぼ好天でした。
◆チンチェーロは、アルパカ毛の織物や服やらの産地としても有名なところとのこと。まあ観光地となっている遺跡にはおみやげ物屋があり、どこでも売ってはいるのだが、ここはそういうものを買うにはいいところのよう。少しパラパラきてたので、店とは別に、ふだん所狭しとモノをならべているらしい広場の方は、雨もあがった帰り際になってモノをならべ始めていた。
◆どことも、インカ時代の遺跡は、スペイン時代に破壊され(その典型が都であったクスコ市街)、インカ時代の石垣は利用して新たに教会や建物を建てたりする。ここもそうで、坂道沿いに石垣があり、織物の店があり、そこを進んでいった遺跡中心部は教会となっている(上)。
◆それと、たいがい(マチュピチュもそうだが)段々畑がある。立派な石垣。とはいえいわゆるカミソリ1枚入らないという加工がなされた石垣ではなく、やはり使い分けられているわけだが。石垣というと、ついつい日本のお城を考えてしまうし、都市遺跡とも考えてしまうわけだが、そうではない。トウモロコシやイモ・マメの畑が、日当たりを考えて、ものすごい急な斜面を含めて傾斜地に畑が造られているわけだ(下)。

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雲楽
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60
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男性
誕生日:
1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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