人を幸せにする人になろう

ヘコんでます

◆表題の通り。しかし仕事はせなあかん。1日・2日のレキハクの研究会のあと、民俗の新しくなった展示が1日目夜の懇親6089c7b0.JPG会で話題になり、これはミトカナと思い、いつもならサッサと帰るところ、午後も残って展示を見る。レキハクの展示を初めて見たのはいつだったか?。兵庫県史の仕事で、春成さんのところへ宗田先生と訪問した時―1990年―かもしれない。それ以前に行った記憶がない。しかもその時も話をしに行ったが、展示をまともに見たかどうかの記憶もないのである。今回、ひとおおり見直したが、中世の展示はいつか見たが、近世以降はさっぱり記憶もない。ひととおり見たのはもしかして初めてか?という状態である。午後、何人かで食事をしたあと、1330から1645まで3時間以上見ると、もう頭はくらくらであった。
◆考えてみれば東京国立博物館はあれ、日本の通史ぜんたい扱う国立の博物館といったらココダケということになる。まあ、展示するのもたいへんだ。こういうところ、研究機関と博物館機能は分けた方がいいんとちゃうか、と最後に思った。先端的な研究をすることと、国を代表する歴史博物館という機能とは、ちょっとズレがあるんとちゃうか、と。研究者はみな先端のことをやろうとしているわけだが、最小公倍数?最大公約数?的な展示をすることを使命とする博物館とすると、専門性はむろん必要なのだが、最先端でなく、もっと広く諸研究を吸収しバランスを取ることが求められ、また展示のプロとして手法などにも熟知した、そいういう人材がむしろ必要なんとちゃうだろうか。
◆別組織のことをあれこれ言えないが、結局、共同研究などを組織してバンバン成果物を出していく路線と、国立の歴史博物館として多くの来館者を獲得し、わかりやすく示していく業務とは、切り離した方が、どっちにとってもいいように思った。
 

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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