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ベルギーの旅(7)

◆ベルギーについて勉強しましょう。以下、ウィキ。

 ベルギー王国は、西ヨーロッパに位置する連邦立憲君主制国家。隣国のオランダ、ルクセンブルクと合わせてベネルクスと呼ばれる。欧州連合(EU)の原加盟国であることや、地理的には欧州のほぼ中央部に位置する交通の要衝にあり、その主要機関の多くがブリュッセル(ブリュッセル首都圏地域)に置かれているため、ブリュッセルはEUの首都とも言われている。憲法上の首都は、19コミューン(自治体、区)から成るブリュッセル首都圏。中心部にはその自治体のひとつブリュッセル・ヴィルがある。
 19世紀にネーデルラント連合王国から独立した国家で、オランダ語が公用語の北部フランデレン地域と、フランス語が公用語の南部ワロン地域とにほぼ二分される(この他にドイツ語が公用語の地域もある)。建国以来、単一国家であったが、オランダ語系住民とフランス語系住民の対立(言語戦争)が続いたため、1993年に北部オランダ語圏のフランデレンと南部フランス語圏ワロンとフランス語とオランダ語二カ国語が公用語のブリュッセル首都圏の区分を主とする連邦制に移行した。

◆1993年に連邦制に移行したんだって。その内実がどんなんか、ということはあろうが、連邦政 府はあるんだろうが、基本的には三つの主権地域に任されているということなんでしょうね。これにEUといった枠組みができあがり、安全保障や経済政策といったものがより広域の枠組みで決まるとなると、ベルギー王国としての枠や、連邦政府という役割は、なくなりはしなくとも一応のひとつの単位として、また代表という意味合いということになるのでしょうか。
◆いわゆる国家なるもの、中央集権的な近代国民国家を経て、望ましいのはこの連邦制のような姿なのかもしれません。実際的な地域圏こそが基礎的な国であって、自治的な運営をむしろ強め、より広域にわたる問題のみ、従来から存在し、それをなくすことは当面はないであろう国家的枠組みで対処する、といった姿。国民が自らの生活や生活圏について自治的意識をもって民主的に運営するには、そんなに大きな単位ではないんでしょうね。そして21世紀において、競合や戦争といったものがなくなり、共存を課題にするとすれば、そうした単位を基本にし、しかしより上位の利害調整機能も置いておく、というのが望ましいのでしょう。
[写真]どうも選挙があるらしく、これ選挙ポスターらしい。

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雲楽
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男性
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1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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