人を幸せにする人になろう

大会、つづき

◆長山さんに大阪中央郵便局の保存問題のアピールを総会前にやっていただく。訴状のコピーを受けとる。403c9c3b.jpg
◆午後は横穴式石室の発表とミニシンポジウム。なにかと勉強になり興味深いが、コメントするにはすこし整理が必要。同時埋葬の認定というのは、どうやったらできるんでしょうかね。
◆一方、横穴式石室の導入というものが、墓制の変革という評価について、それは考古学的に実証されていないと言うが、そんなことはなかろうに。継体朝が画期というのは自明。まあ、自明というのがアカンとして、雄山閣の編年集成などを出してきて埋葬施設が横穴式石室であるものをマークしていったらよい。なにを実証しないといけないのだろうか。政策的なものがないと、あれだけ一斉に急速に広がらないと思う。
【追記】よく授業で使わせてもらっている道昭さんの播磨の編年表。ここにすべてが表現されている。前にも書きまし7862225c.jpgたっけ。(1)みんなの前方後円墳、(2)軍事的協力による特定首長のみの大型前方後円墳、(3)河内政権の成立、(4)允恭・雄略期の円墳化、(5)雄略没後の混乱、そして(6)継体擁立、(7)蘇我=欽明による規制、そして前方後円墳の廃絶まで、実に見事に表現されている。地方史こそが歴史であることをよく示す。

プラグイン

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索