人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
続き
◆そのあと歴博に行く。8階の企画展示室で、発掘速報展と、その一画で特別出品された森ノ宮遺跡 始め縄文時代の遺跡資料を並べてくれているのを見る。宰相山遺跡や勝山遺跡などの資料もある。森ノ宮遺跡では晩期の土器がまとまって出ている。そして弥生前期と、森ノ宮遺跡では各時代の土器が出ている。ちなみに縄文中期に始まり、後期にカキ層の貝塚が形成され、晩期になるとカキは死滅したようで、セタシジミとなるが、下層で晩期、上層で弥生前期土器が含まれる。稲作はさてどっから始まるのか、というのも興味深い。4000年前の後期には上町台地を下りたところは汀になっていてカキが取れたわけだが、その後の沖積化で、ここでも農耕を始める土地条件になっていると理解できる。晩期のどこかで試行が始まっているのかどうか、森ノ宮遺跡はそういう農耕開始の問題にもかかわる遺跡といえる。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。