人を幸せにする人になろう

続ければいいのに

◆今回、900名の応募があったという。難波宮だけでなく改進の議論と結びつけたのがミソ。で、こ の企画を10年くらいやったら、と終わってから関係者に提案してみた。これだけの需要はある。またそうした普及事業を望むとすれば、改進論は時宜にもかなって最適だと思う。が、反応が鈍いのにちょっと驚く。現代の古代史研究の知っている範囲でいっても、古墳時代以来の仕組みを、令制として転換していく各ネタについて、いろんな研究がなされている。調査成果や政治史の話をまじえつつ、若手なりの最先端の話を組み合わせ、いろんなことを多角的にやっていく条件はあると思う。
◆10年とはいわず、5年でもいい。例えば香芝市が邪馬台国シンポを重ねているように、改進シンポを重ねて、5年10年かけて7世紀史の研究を積み上げる。大阪歴博は大化改進研究の拠点になりうると思う。難波宮はすごい、が難波宮・京の調査成果は積み上げで、そうそう毎年毎年、画期的なことがわかるわけではない。むろん、毎年組み込んだらいいが、要は難波宮だけではダメということ。7世紀史のなかに位置づけ、改進論の21世紀的再評価を打ち出してこそ、お客さんは来てくれると思う。これが難波宮を擁する大阪市、大阪歴博のひとつの道だと思うのだが。まあ、地独法化で忙しいようです。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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