人を幸せにする人になろう

2022年12月3・4日、中国四国前方後円墳研究会

◆翌日、9時頃にホテルを出たか。島根大学まで歩いていく。到着後、11時集合には早いので、キャンパス内のベンチで、パワポをいじる。時間になったので会場へ。ハイブリッド開催。研究発表の4番目。もしかしていちばん年上!。あ~あ、年を取ったもの。だいたい40分の時間内だったか。
◆直前に、もっている中四研の資料を読んでいて、ある人の記述にでくわす。大型前方後円墳の出現や継続しないことに注目し、これを政権中枢の交代に結び付けているが、多くの場合が単発であって、それは政権交代があろうがなかろうが、王権側が、次々に地域を組み込んでいく展開の産物というもの。そうかもしれないな~、と。例えば規模を落としたり墳形が変わったりして続くところも、それは引き続きその地域の対応が必要なのであって、多くは、1世代で時々の役割は完了したのかもしれない。前期-中期の変化をどうとらえるか、という根本の理解がゆらぎはじめる。発表時にどうしゃべるか、島根大学まで歩きながら考え、また島根大学のキャンパスで思案し、パワポの文章をいじっていた。
◆たとえば五社神型前方後円墳があり、ほぼ1世代で終わっていくが、埋葬は中期に下るものも多く、そこに最新の甲冑が副葬されている。つまり、前政権下での倭国王との関係のなかで築造されたものとして、それをまずは潰してはいないし、政権が交代していたとしても、干すということをしていない、ということになる。
◆政権交代なのかどうかは、地域の古墳群の動向とからめて考えなければならない、それもそうではあろうが、一方で、畿内のなかでそうした理解でいいのか、もう1回ちゃんと論点を整理する必要があるな~、と。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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