人を幸せにする人になろう

2022年10月14日(金)大阪府大

◆古文書プロジェクト研究会で、午後、府大側の和書類を見せてもらう。コトのついでに、大学史 でも、府大の大学史資料を見せてもらいに行ってはどうかという話を振り、わたしは会議で行けないけれど、これが午前に予定されていた。結局、午前の会議は1週間ずれたので、午前から参加できることになる。
◆まずは大学史資料。担当の方の熱心さで、ここまでの資料が収集されて きたことを実感する。市大側は、大学の組織となっており、職員も配置され(枠という意味。長年勤めていた人が年齢の関係でやめて、後任がうまく配置されていないのだが)、進んでいる面はむろんある。が、教員側で動くのは室長くらいである。一方で、府大側は、大学史関係の仕事が兼任とされ、この方としては配慮はあれ大変なんだとは思うが、職務として専念する教員がいることの大事さが理解できた。
◆午後、中百舌鳥図書館の、準貴重品庫と貴重品庫の見学。ほとんどは旧府立女子大のもの。女子大の国文がいろいろの蓄積があったその資産である。2004年の大学統合で旧府立女子大がなくなるが、中百舌鳥で文系学部ができ、この時に図書館に貴重品庫などをしつらえた。しかし2008年、理系に特化することになり、文系研究者は教養要員その他となって、所属もころころ変わり、いろんな仕事にかかわるようになり、苦労が始まる。午前・午後担当のお二方とも、そういう苦労をされてきたことがよく理解できた。

認証地獄

◆セキュリィティは大事。が、入るための認証、ファイルを開くための認証、この世は認証地獄ですね。とくに、そんな情報、個人情報があるわけでも、漏れたら困るわけでもないファイル類に、とにかくもパスワードをかけるのはやめてもらいたいもの。
◆銀行の暗証番号はともかく、やれアップルIDだ、グーグルだ、なんでもかんでも、認証。そんなもの、覚えてない!。
◆その最たるものが大学の認証評価。2004年度から、全ての大学・短期大学・高等専門学校は、7年以内ごとに文部科学大臣が認証する評価機関の評価を受けることが義務付けられた。膨大な事務量、経費・・・。

高松ほか6

◆徳島では渋野丸山古墳に行くことを考えていたが、それは場所がぜんぜん違っていて無理。で、美馬町の段ノ塚穴に行く。 段の塚穴古墳というのがあるのでなく、太鼓塚と棚塚という2基がこの名称で国史跡になっている。段ノ塚穴型石室というものの標式古墳。吉野川を見下ろす、いい場所に占地しています。
◆段ノ塚穴型というのもの、なにも知らなかったが(山崎さんの論文で知ってはいた)、石室に入ってみれば理解できる。鍵がかかっておらず中に入れるのはうれしいことです。穹窿式なんですが、奥 壁側・前壁側に大きな結晶片岩を斜めに重ね、両側側の面積が上に行くほど狭まるようになっている。頂部はきれいな四角で、一石の天井石で塞いでいる。
◆徳島港から和歌山港までフェリーに乗り、帰ってきた。

高松ほか5

◆山を越えて徳島に入り、脇町へ。
◆以下 ネット:「吉野川北岸の主要街道の撫養街道と讃岐への街道が交差する交通の要衝であり、さらに吉野川に面するため舟運の利用にも適した位置にあります。この町並みは、脇城の城下町として成立し、藍の集散地として発展したものです。現在は明治時代頃のものを中心として江戸中期~昭和初期の85棟の伝統的建造物が建ち並んでおり、近世・近代の景観がそのまま残されています。この町並みの大きな特徴は、町家の両端に本瓦葺きで漆喰塗りの「うだつ」が多くみられることであり、このことから「うだつの町並み」の通称で親しまれています。」
◆けっこうな観光地になっています。藍という伝統産業にかかわる営業を続けているところは、さすがにもうないように見えるが、建物がよく残っています。そしてほどよく飲食店や店もある。かつては吉野川のいまの堤防はなく、石垣があって、直接、川に臨み、荷揚げがされていたという。船を置いているのは、それを示すためだが、いまは堤防ができて、かつては吉野川に直接面していた様子がただちにはわからなくなっている。いま、吉野川から水を引き再現するのは、大ゴトなんでしょうが。

高松ほか4

◆8日(土)、徳島県美馬市脇町に行くことにしていた。朝、 屋島に寄る。城門を見た 後、長崎ノ鼻に向かう。砲台跡を見て、そのあと長崎ノ鼻古墳。
◆さて美馬市脇町はどこか。ちゃんと調べておらず、カーナビに入れ、山越えで行けることを知る。屋島から志度、それから長尾に抜けて、山に入っていくルート。
◆志度町を通っていると、平賀源内記念館の看板があり立ち寄る。表側は旧道に面し、東行き一方通行で行けるのだが、秋祭りが行われていて、北側から記念館に入る。ここ、とてもいい展示室でした(ネット:この記念館は、これまで源内に関する資料を展示していた平賀源内先生遺品館が手狭であったことから、近隣にあった旧銀行の建物を改装し、名称を変え、平成21年3月、移転・新装オープンしたものです)。

高松ほか3

◆そのあと高松城。桜御門が再建されたところだった。ま新しい。2階が展示室になっているようだが、公開時間を過ぎていたため、入れなかった。宝物館に入る。天守台に向かおうかと、うろうろしているうちに、仕事が終 わったとの連絡が入り、香川大学に戻る。宿に入ったあと、室蘭工大から着任したカミサンの仕事仲間の人と、琴電瓦町駅東の飲み屋に入る。

高松ほか2

◆高松市内に戻り、香川大学本部キャンパスへ。カミサンを下ろしてから、香川大学ミュージアム へ。開設されて13年という。展示室は1室のみだった。企画展をやっていて、ふだんの展示は片付けているのだろうか。入口で冊子とかをもらい、展示物は撮影OKだが、パネルは撮影ダメ、と言われる。
◆それから県博。3回目くらいだろうか。特別展は見ず、常設展のみ。入口はジオラマ仕立て。石清尾山猫塚の出土品のレプリカ。考古関係は全体スペースからするとあんな ものなのかもしれない。一般論だが。都道府県立博物館では、昔は、市町村がいいものをもっていても、展示施設がないため、県博にならべられたのかもしれない。が今日、地元に展示施設が整ってくると、引き上げられ、またレプリカを作ろうとしてもお金がかかる。出品物は、県が調査したものを中心に限られた点数になってしまう印象をもつ。
◆まあ、ざ~と見る。

高松ほか

◆7日(金)、土庄から高松港へ。カミサンが午後13:30から香川大学で仕事。午前中まず、まんの う町の二宮忠八飛行館に行く(運営は、まんのう町仲南支所だそうだ)。が、ここは二宮が軍隊に入り、カラスの滑空を見て飛行「器」がはじめて発想されたことから、作られた記念館。陸軍で研究開発を進言したが入れられず、軍人をやめ、製薬会社?に努めながら、人を載せる実験機を作っていたのは、いまの京都府八幡市である。そうい えば、八幡市の展示室を見に行ったとき、コラム的に人物紹介があったような気がするが。
◆そのあと、旧牟礼町石の民俗資料館に行く。10年前から一度見に行きたかったところ。庵治石という花崗岩でも高級品がえられ、現在も現役の石切場である。

現場が終わってきた

◆昨日10月3日(月)、10時からの会議に出て、科研を提出してから現場に向かう。
◆2トレの写真撮影、4トレの再撮影を行う。1トレ土層を検討した。3トレ裾部の土層の説明を受け、確認した。図面もだいたいできてきている。本日4日(火)も、立命ほかの学生・院生有志が出撃してくれており、頭が下がります。こちらは授業の関係で、今日は行けません。2トレの図も、今日、だいたいのところまで行くとのことで、最終日になることを祈っている。

アルフレッド=アドラー

◆前にどこかでテレビを見ていると、NHK教育で、岸見さんが解説していて、とても興味をもつ。そのあと、カミサンが次々に本を買ってきます。「共同体感覚」というのがひとつキーワードですが、この訳、もうちょっと適語にならないかな。社会の1員として存在し、みな対等の1個の人間で、いろんな人たちとの関係の中で人間は生きている、ということでしょうか。
◆アドラー心理学はなかなかよい。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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