人を幸せにする人になろう

知識と主体性

◆2月27日の新聞、いいこと書いてあります。知識の獲得する喜びが主体性を育む、と。主体性の形成は知識の獲得 と表裏一体だと。なので、知識ばかりを問う入試問題に対し、文科省があれこれ「主体的に学習に取り組む態度」なども合否判定に用いる試験をという「改革」が進められる。が、自分の押し出しが強い人、そうでない人、個性が大きいですよね。なにかテーマを与えて議論して、むろん黙っている人より発現する人が望ましいとしても、裏付けのない主張しても意味がない。そうした難しい指標を持ち出し、評価するのは困難。そして上のこと。知識の獲得によって主体を形成していく。ベストでないにしても、主体性を計るのに基本を知識に置くことが間違っていないということ。
◆もう1点は、大学教育のあり方。ちゃんとしたカリキュラムが組まれているかということ。選択科目が多く、系統性もなく、断片的な授業を受けるようなものでは、結局は人格は形成されないという。広く学ぶのもよい。が、選択したコースでみっちりとした系統的な学びを身に着けてこそ、大学だということ。そういうカリキュラムをきちんと打ち立てる、その上で授業を展開する、それが人を成長させるということでしょう。塚田先生の言うことに通じます。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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