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人を幸せにする人になろう

ニサンザイの橋

◆橋ですよね。墳丘をあがってテラスに取り付くものであって、祭祀場ではないだろう。一般的には土橋があって、葬送時にはそこから入り、最後撤去すると言われている。なので一瀬さんは追葬ちゃうかと。しかし土橋って、ほんとにあるとしても(まああるんやろね、ただ古墳が大きいと、排水溝も何個も掘らなあかん)、葬送時にはそこから入るだろうか。佐紀段階はともかく、同一水面の周濠が備わっているものの場合。やっぱり水を入れてこその彼岸でしょ。葬送時にはまだ排水溝が穿たれたままで、葬送儀礼が完了するとともに、土橋を撤去し、排水溝を埋め、水を引き入れる、というのは、なんか締まらん話ではないだろうか。
◆土橋があるとしても、葬送時には水に浮かぶ島状態になっているのではないか。つまり、あの橋は追葬と言えるのか。本体の葬送時のために設置したものと考えてもいいんではないか。問題は、くびれ部附近の前方部から墳丘に上がる問とされている点だが、テラスを回り込めばいいのだろう。そもそも、くびれ部だと、橋が長くなってしまうだろう。
◆それと柱間のばらつきについては、ちゃんと検討しているわけではないが、1間+2間+1間、要するに三つの橋、ということはないのか、と現場で考えていた。
【追記】写真はありません。
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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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