人を幸せにする人になろう

出雲の図録

◆豊中シンポで話をしたNさんが図録を送ってくださった。面白そうである。読んでませんが見まし た。古墳から6世紀前半と後半のあり方の差がどこまであるのかは、文章を読まないといけないが、分布図もあり、一定イメージされているのだろう。6世紀史において目指すべき変わりない政策があるとともに、首長墳に現れるであろう政治的対応の差もあるに違いない。
◆6世紀中頃から後半の変化をどう説明していくかという時に、統制を図っていく上での優遇から抑え込みという政策的な段階差もひとつの要素。こっちが一般論。が、それだけでなく、中央の政変による主導権交替もひとつの要素ということ。どう考えていくかです。が、どっちが強く働いているというよりも、連動的とみておくのがよいのかもしれません。
◆それと6世紀中頃?以降の水利開発に頁を割いていることも注目できる。わたしも和泉で考えてきたことだが、古墳時代の研究も、群馬の地域開発の研究がやはり大きいのかもしれないが、6世紀における地域開発というところに進んでおり、古墳や群集墳を見つめることから、自ずからそういう方向で地域を考えることになる、ということだろう。
◆別途、関東の模倣坏と同じようなものが、九州にあることを知る。これいま卒論生とやっていることと関係し、とても興味深いものがある。
◆学ばせていただきました。歴史は地域社会の現場にある、ということですね。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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