人を幸せにする人になろう

堅山家文書

◆前に書いたかもしれないが、前から見たかった、明治10年の堺県令税所篤の松岳山古墳の調査に関する3e0b5749.JPG文書を、6日、見ることができた。堅山家文書の2000点(?)について、このたび柏原市立歴史資料館が寄贈を受け、そのなかから、封筒に入った先の文書が見つかった。安村さんと桝谷さんから連絡いただいていた。
◆文字そのものは梅原が起こし、府の小林の報告書にも採録されているので、おおよそのことはわかるが(とはいえ、それ以上のことはわからない、とも言うべきか)、それに綴じ合わせてある絵図類が未公表だったのである。
◆小林の調査段階には、もはや見れなくなっていたもの。鏡は2面とあるが、どうやら図示されているのは1面分のよう。その絵もなんともならんシロモノ。三角縁神獣鏡かな、というところまでだろう。ほかに東の大塚の出土品など。詳しくは、安村さんが報告予定だ。下垣君があれこれ検討し、フリアにある三角縁神獣鏡4面のうちの、この2面ちゃうか、ということだったが、なかなかしんどそうだ。
◆特定はできずとも、じゃあ松岳山で出たものがフリアに入ったということ自体、なんでわかるんか、そこからして根拠あんのか、というところ。それが確かなら、4面のなかに候補があるといえるし、うち、大正期にフリアが日本に滞在中に入手した新出銘のヤツではないのなら3面までに絞れるが・・・。村上隆が、雪野山の報告書で紹介した、フリアのコレクションの由来を書いた英文を読めばわかるんかね~。梅原が、新出銘のやつがそうだ、とある程度確からしく書いているようだが、そう書くには何か根拠があったんだろうと思うが、それもよくわからない。

この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする:

プラグイン

カレンダー

09 2024/10 11
S M T W T F S
1 4
6 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索