人を幸せにする人になろう

大阪城の会議

◆京橋から東西線で一駅、大阪城北詰で下り、数分行ったところの「大阪市公館」なる立派な施設で会議が行a750875e.JPGわれる。市大生活科学部の谷先生が座長で、坂井さん、研究所の長山さん、天守閣の北川さん、などと一緒だった。
◆大阪城の魅力をアップさせる観光戦略を考えるわけだが、そのなかで、石垣や、徳川期の遺構、地下に眠るトヨトミ期の大阪城など、大阪城のもつ歴史遺産としての魅力をいかに増大させるのか、ということ。まとめあげる場合に、大阪市としては、必ずしも文化財的な配慮のみならず、観光客のための諸施設の充実などのことも盛り込みたいし、またそれが使命であるようだが、歴史遺産をどのように活用していけばいいのか、ということを主たる課題として人が集められた会議である。
◆北川さんの発言では、過去に繰り返しこうした会議が何度も招集され報告書がまとめられたが、実行されてこなかったという。そうした経緯はあるにせよ、寄せ集めではなく、大阪城の対策課のような専属チームが結成され、とにもかくにも、大阪城を調査研究し整備活用する基本指針のようなものをまとめようという今回の目的は大賛成である。
◆大阪城のダメさ加減を指摘し、特別史跡だと言って、大阪市を責めるだけでは建設的でない。そうしたことを考えようと取り組んでいる心意気よし、ということで、原則的なところはそうとして、今回の検討をふまえて、今後、本腰を入れて取り組むことにつながるようなものにする必要がある。


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雲楽
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男性
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1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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