人を幸せにする人になろう

柏原の資料館へ

◆国豊橋まで来て、予定通り16時、3時間を要している。ここで公式には解散す る。河内国分から近 鉄に乗るか、高井田駅に行き大和路線に乗るかは自由。
◆そのあと、資料館に行きたい人を連れて行く。次回は、高井田山古墳と高井田の横穴を見てもらうことを考えよう。「安宿郡の古墳と寺院」という企画展をやっていて、館長に図録をいただきました。片山廃寺、原山廃寺と五十村廃寺、円明廃寺の瓦を見る。原山廃寺と五十村廃寺もちゃんとした寺院だが、神社地になって残る片山廃寺に対し、宅地開発で姿を消した。古墳と古代寺院のどっちが大事とかはいえないが、寺院も、石田茂作の研究していた時期までは礎石や基壇が残っていても、高度成長期に、ほとんどは壊している(坂本寺の現状に驚いた記憶がある)。
◆考えてみれば、原山廃寺や五十村廃寺は、この原川沿いの関屋越えの陸上路沿いのランドマーク なんだろう。ということは、船では大和川さかのぼるが、陸路としては、大和川南岸や竹内峠よりも、関屋越の方が重要だったんとちゃうやろか。
◆それと見学会時に、南の玉手山丘陵先端に片山廃寺の塔があり、大和川の北には鳥坂寺の塔があって、ゲートになっていると説明したが、今回の企画展でそれを示す模型が作られていました。
◆こうした模型は業者によるものから比べればちゃちいが、資料館でのクラブ活動で作っているらしい。近年の柏原市資料館の展示では、必ずこうした作品が配列されている。これ、すばらしいですね。むちゃくちゃ高い模型ではないが、材料費くらいであとは熱意で作られる模型。これ市民とともに創る博物館に実にふさわしい。学ぶべきですね。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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