人を幸せにする人になろう

12月24日いよいよマチュピチュへ

◆バスで谷底から400m上の遺跡入り口まで行く。このバスは5時から動いているとのこと。マチュ ピチュ山やワイナピチュ山登山を含めると1日がかり、また帰りの汽車時刻から、みな早朝から城攻めをするらしい。5時半にフロントに降り、軽く朝食を取り、いよいよバスに乗り込む(5:50)。が、村から少しのところの橋が危なくてバスでは通れなくなったらしく、そこで降りて橋を渡り、対岸でバスを乗り換え、25分くらいで遺跡の入り口に着く(上)。
◆マチュピチュは見どころがたくさんありすぎて、いちいち書いてはおれません。なにより屋根はワラ(草)葺きでなくなっているが、石積みの切妻の壁が上までそのまま残っている姿がとにかくいい(中右)。こそっと、そのままに、人々がいなくなった時のままに残されているところに最大の価値がある。インカの遺跡のほとんどは上部が破壊されている。首都クスコでは、石垣はそのまま利用しつつス ペイン時代以降の建物に置き換わってしまっているし、現在の都市や町・村になっていない遺跡でも、やはり上部は壊されている。
◆人口500人~750人くらいと推定されているらしい。なぜに両側が切り立った高い場所を居住地とするんですかね(下左)。たしかに谷は深く日照量は山の上の方がいいのかもしれないが。
◆花崗岩の岩場で、露頭している巨石も多く、それらを利用しながら石積みをしている。また石切り場とよばれる地区があり、露岩多数が横たわっている。その石を見ていると矢穴をいくつか見ることができる(下右)。居住地の中央は広場のようになっていて両側の高いところに家屋などを設けてい る。そして斜面は見事な段々畑。きれいな切石がよく知られている が、そこはすべてがそうではなく、段々畑の石垣はそんなことはないし、その間にもいろんな積み方がある。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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