人を幸せにする人になろう

7月8日の引っ越しに向けて

◆自分の部屋ばかりでなく、1階の考古学実習室、2階の踊り場の考古資料展示ケースと、3箇所あることを考えれば、もう日は99b1a3dc.JPGない。さんざん本を処分し、図書館へ送り、自分の部屋はけっこうすっきりしたが、ゴールは遠い。
◆で、時々、面白そうな本が出てくるとながめる。さっきは金関先生の『考古学は謎解きだ』を読んでしまった。ケロケロケロッピノートが出てきた。恥ずかしくて説明は省略。
◆松岳山の報告書の原本はなく、むかしのコピーなのだが、水野先生の石製品のトレースに感激した憶えがある。それはさておき石棺と墳頂の石たちの図も、けっこう線は細く、なかなかコピーではしんどい。で、トレースを始めてしまった。これが面白くて止められない。ほっとけば飽きずにやっているのだが、そんなことをしている場合じゃないと、また手を止める。
◆考古学実習で陶棺を接合しているが、これがけっこう育ってきて、大きいパーツになっていたものが、これまた相互に接76736503.jpg合し、側辺もけっこうな長さがあり、それが短い辺にまわりこみ、また向こう側で曲がってくる部位までが接合することが判明した。剥離している突帯もいくらかついた。
◆残念ながら底部がわずかしかなく、それとの接合関係はまだ判明しない。それと、接合状況からすると、前から破面の状況から予想はされたが、破片が足りないとしか考えられない。どこかにあるのだ。それを探し出さないと最終決着はしない。前に、ひととおり探しまわったが(何カ所かに分散してコンテナがある)、見つからなかったが、再度、家捜しが必要だ。それと50年前に藤原さんが石膏を入れたのだろうが、それを外したり、付着しているものをかりかりと除去している。これらをきれいにしてからでないと、先のブロック間の接合に進まない方がいい。それ2b7a07bb.JPGと、専用台も必要となってくるだろう。コトは考古学実習のなかで収まらなくなりつつある。
 

桜井茶臼山の写真

◆講談社の『日本原始美術大系6 壁画 石像物』をパラパラやっていると、茶臼山の垂直写真が出てきた。奈文研の写真といbb70fb3b.JPGう。前から知っていたのは、『世界考古学大系』(1959)の写真で、たぶん同じ写真が中央公論社の『図説日本の歴史1日本のあけぼの』(1960)に使われていて(いま片付け中で確認できてませんが)、これは文化財保護委員会の写真となっている。新しく見つけた写真は、町田さんの担当巻で、ぱっと見た瞬間、違う写真やと思って見比べると違っていた。ほとんど環境は同じながら、写真そのものは違い、同じ時の別写真ではない。撮影時期としてどちらが古いか新しいかは不明ながら、周囲の状況に変わりはないので、あんまり関係なく、写真としての善し悪しとなろう。けっこう、新しく確認した写真の方が状態はいいように思う。奈文研さん、勝手に挙げました、すいません。容量は落としてますので・・・。大きく焼いてもらえるなら、けっこう迫力あるかもしれません。もっとも末永先生の斜め写真の方がボリューム感がある。

とにかく、やってみなはれ

◆西堀栄三郎語録。こないだ買ってきたもの。dbad2df1.JPG

フォッサマグナミュージアムほか

◆カミさんが糸魚川の学会に行き、博物館で冊子を買ってきてくれました。d72d4ac8.jpg

岡山ええとこ

◆東日本大震災の被災地からの避難者がかなり岡山に住むらしい。温暖で自然災害も少ないという分析。これに対し、大阪府a09097bb.JPGは、一時的避難としてグッと増えるも、いつくことなく他へ移るらしい。どうしてなのか、大阪市や大阪府は分析してもいいのでは。むろん南海地震が起こる、津波もありうる、上町断層もある、あるいは日本一暑い、というものもあるだろう。がそれだけなのだろうか。ここはイヤという気持ちが働いたとすれば、その理由を聞いておいた方がよい。

領海・EEZ

◆こういうきれいな図を見るとうれしくなる。a495951a.JPGEEZはexclusive economic zone。ユネスコの会議に参加したときに、国際海洋法条約を勉強したが、忘れた。
◆ちなみに、西日本と東日本は、ユーラシアプレートと北米プレートに別れ、それがくっついたんだそうです。その間がフォッサマグナ。なお中央構造線は、ユーラシアプレートに対して、その南のなんとかプレートが斜めに潜り込んでいるために生じたもの教えてもらう。要するにユーラシアプレートに亀裂が入り、そこでずれていく、ということなのだろう。

近現代史教育施設続報

◆新聞記事になる。さてと・・・。すこし分析しないとコメントできません。、d8836451.JPG

草津宿

◆17時となり施設は閉まったが、日はまだ高く、草津宿に寄る。はじめてだが、なかなかいいところだった。いま、栗東で国道19f3c4fd8.JPG号線が鈴鹿にむかって折れ、琵琶湖東岸では国道8号線となってのびているように、近世の東海bd96aa76.JPG道と中山道の分岐地点にあたる。本陣は閉まっていたが、古い家屋もそこそこ残っている。草津川が天井川でトンネルを掘ったというのも面白い。
◆こんどはいい季節に、街道沿いに歩いてみたい。

栗東歴史民俗博物館1990~

◆ぎりぎり15分前くらいにすべりこむ。初めてだが、けっこう充実している。時間がなかったので、またゆっくりと来る必要があ730442f9.JPGる。入館1630とあったが、入れてくれたのもうれしい。駆け足で見て、常設展示の図録が欲しいと思ったが1800円なのでやめた。1000円までに抑えるべきでしょうね。
◆草津市の埋文センターにも行きたかったが、時間切れ。また今度。

次は野洲、銅鐸博物館

◆ここも展示リニューアルをしてもいいのでは?。銅鐸博物館としての賞味期限は切れているんでは。たとえば大岩山古墳群ooiwayama-10.jpgの出土遺物が見れないわけだ。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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