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人を幸せにする人になろう

造り出しの位置決め

◆久津川車塚古墳は左。造り出しを後円部に大きく食い込ませる。誉田御廟山もこのタイプ。谷筋 をはさんで後円丘と造り出し斜面が鋭角的に接する。上部にはわずかに前方部側面と言えるものがあるのか、だらりと移行するのか、わからなかった。列石は途中で屈曲し、上端は作り出しに向かっていると判断した(テラスのくびれ部でない)。途中で屈曲するのも、後円丘と造り出し斜面の中間を取るような形で、上部で造り出しに向かわせるためだろう。
◆一方で右のようなタイプがある。そうすると、わずかな前方部側面があり、V字に谷筋の列石が入る。津堂とか巣山を考えても、あるいは仲津山も、もともとは食い込ませる姿が古いのかもしれない。が、行者のようなものもある。恵解山もある。ただし造り出しはへべちゃい。大仙とかはどう なのだろうか。汀より上で見る限りは、くびれ部から距離があるが、下に行けばどうなっているのか。
◆どうやって造り出しの位置決めするんでしょうね。
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覚え

◆宮内庁が事前調査の際に、トレンチを入れる裾部、ないし下段の範囲で、現状の測量を組み込ん でいったのは、1992年の安閑陵からのようである。その前のボケ山やヒバスでは、陵墓図にトレンチの四角を書き込む従来の姿です。
◆これ限定公開に、考古学研究会の陵墓委員として見に行ったが、ほとんど記憶はない。

津堂には陶質土器はないか

◆遊塚からは出てますよね。「有蓋脚付把手付壺?」の蓋と思われる。遊塚と津堂はほぼ同じような時期。津堂の段階に、陶質土器が入ってきていてもお かしくはないわけです。それは持ノ木くらいなんでしょうか。これ申先生のⅥ段階?、限定できない?。

日曜日

◆これ、興味あります。

播磨国庁の瓦

◆むかしY室長のもと瓦調査室で本町遺跡の瓦を見に行った。Y室長の科研報告書の図が目に入り、 この拓本と図面は、わたしが作ったなと・・・。ただ、それだけです。
◆いや、そうでもない。もう年ですし、この仕事もまだ10年+αあるとはいえ、先は長くないわけです。自分の研究室のごちゃごちゃを解消し、すっきりするためもあって、時折、モノを捨てております。いつ辞めてもいいように、というわけにはいきませんが、死ぬこともありえ、身辺はきちんとしておきたいものです(無理や・・・)。ぼちぼち、ぼちぼち・・・
◆もひとつ。研究所で展示委員をやっており、K委員長のもと、いくつか仕事が当てられた。右のミニ冊子。A5版。A4二つ折り2枚の計8頁。発行は1993年10月30日になってますね。そこそこ工夫されてますね。まあ、これは捨てないでおこう。で、その次は、平城宮跡資料館図録の改訂の仕事をやれ、ということになりました。

そろそろカケは

◆自民党大勝。それを見た文部官僚は、そろそろカケの獣医学部設置の認可を発表するんではないだろうか。

2017年10月25日、大阪府高圧ガス保安大会

◆関係者が、どこかでわたしの話を聞いたようで、年1回の大会における記念講演をずいぶん前に頼 まれたもの。5月に挨拶に来られ、その時にお会いした、今回のやりとりの世話役をしていただいたTさんが、とても紳士的な方でした。『人間交差点』の会社の偉いさんみたいなタイプです。
◆とはいえ、そんな準備もやってられん。資料、2週間前なんてありえず、先週といいつつ、送ったのは金曜日の夜だったか。昨日からパワポを調整し始める。博物館や自治体等の講演なら、ほぼ関心ある人が集まる(ある意味では大学の講義より熱心)。が、こういうの、興味ある向きは2%もないか。会場は天王寺都ホテルの宴会場で、300人とはいっていたが、そこまではいなかったようにも思う。要するに、ほぼ関心のない聴衆。パワポを厳選しつつ、どちらかといえばシャベリ勝負とは思っていたが、話を絞り、厳選しようとしても、前提のことを考え始めると枚数が増えていく。古墳時代とはざっとこんな時代ですよとか、前方後円墳はですね・・・、といったもの。
◆結果、しゃべりは8割方よかったが、スライドはやはり多く、最後は大きくはしょる。これは失敗ですね。
◆懇親会にも参加。1時間ほどの間に10人ほどが寄ってきていただく。質問もあるが、半分は、土師出身なんですとか、藤井寺なので城山古墳が、とか、わてら仁徳天皇陵と聞いてますとか、ネタが大阪なので、そういう面の親しみはあったようだ。
◆次の11月の古代を偲ぶ会ミニシンポは、話の内容を新たに作ることはないが、そこそこ準備しないといけない。この秋はあんまりないので平和です。

金蔵

◆金蔵山で造り出しが陸橋でつながっていることが判明し、宝塚1号墳の類例が出てきた。ともにわたしは五社神型とみております。この時点の造り出しの姿として考えることができそうです。かつ、こうした通路を取り付けることから、造り出しの考えを整理してみる必要がありそうです。が、そうか、渋谷は陸橋がないか。

前に出したかも知れませんが

◆2016年8月の陵墓シンポにむけて作成した表です(更新してませんが)。

大和川の増水

◆昨日の雨は相当なもので、王寺・三郷・柏原・羽曳野・八尾などの緊急避難速報?が携帯に入り 続けました。ちなみに、大学に朝、行ったんですけど、資格試験があって、外のコインパーキングがいっぱいでした。離れればあるのでしょうが、大雨で、そこから大学に向かう気力もなく、そのまま引き返しました。やろうと思っていたことを、家でやればいいわけですが、能率は上がらず・・・。
◆三郷あたりは、危ないのでは、と。これ午後21時台だが、ピークは0時で、赤線を越えてきました。
◆今朝は、石川・大和川ともだいぶ増水した姿をまだ見ることができました。どこまで水が上がったのかも、横一線の帯で見て取ることができました。
◆阪和線止まり、月曜日、1日全学休講となりました。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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