人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
夫婦別姓の最高裁判決
◆基本的立場。結婚とは、対等な関係の男女が婚姻関係を結ぶこと。諸条件的には実際には差があるだろうが、それによって支配―従属(極端ですが)という要素があってはならない。その精神からすれば、対等な別個の人格であるという、もっとも明示的なものが、生まれて以来の名前であり、そのままAとBが結婚するというのは、あるべき姿といえる。子供の姓をどちらかにしなければならない、という現実の対処はあるが。
◆書き始めると、理屈っぽくなってしまいますね。
◆とはいえ、みなそうせよという要求をしているわけではない。本筋はそうであれ(そう思っている人は少なくないと考える)、多くの場合は婚姻届を出す際にどちらかにしており(制度上そうせざるをえないから)、事実婚を選ぶ人は少数だろう。知り合いにも事実婚の人はいる。ずいぶん前に話を聞いたことがある。お互い、結婚した頃。実態上、現実的な不利益はないと言っていた。今回の3組のうち、ニュースにでていた一組の年齢も、自分とほぼ同じ。だが、年齢を重ねると、配偶者が倒れ入院し、いざというときの対処の家族の意思表示書類を出さないといけない時、法律上の配偶者であれば何ら問題はないが、事実婚だと他人扱いになる。配偶者の生き死ににかかわる意思確認の主体者になれない(不正確かもしれません)、そういうことが発生する。
◆長いね。とにかく、LGBTの問題でなく、男女の通常の婚姻の問題で、まだ日本の国は夫婦別姓を認めないわけです。夫婦別姓は、一般的には十分理解され、それでよしというところまで来ていると思う。法令が追いついていないわけだが、時間の問題ではあろう。しかし、そういう問題でも、いくつもの敗北を重ねないと実現しない。権利の獲得というものが、そういう格闘と犠牲の上にようやく成し遂げられるもの、ということがわかる。
◆その先には、戸籍制度におよぶであろう。このままでいいという保守、これに対する改善の要求、それによる変化の積み重ねが、この社会のありようということでもある。
◆書き始めると、理屈っぽくなってしまいますね。
◆とはいえ、みなそうせよという要求をしているわけではない。本筋はそうであれ(そう思っている人は少なくないと考える)、多くの場合は婚姻届を出す際にどちらかにしており(制度上そうせざるをえないから)、事実婚を選ぶ人は少数だろう。知り合いにも事実婚の人はいる。ずいぶん前に話を聞いたことがある。お互い、結婚した頃。実態上、現実的な不利益はないと言っていた。今回の3組のうち、ニュースにでていた一組の年齢も、自分とほぼ同じ。だが、年齢を重ねると、配偶者が倒れ入院し、いざというときの対処の家族の意思表示書類を出さないといけない時、法律上の配偶者であれば何ら問題はないが、事実婚だと他人扱いになる。配偶者の生き死ににかかわる意思確認の主体者になれない(不正確かもしれません)、そういうことが発生する。
◆長いね。とにかく、LGBTの問題でなく、男女の通常の婚姻の問題で、まだ日本の国は夫婦別姓を認めないわけです。夫婦別姓は、一般的には十分理解され、それでよしというところまで来ていると思う。法令が追いついていないわけだが、時間の問題ではあろう。しかし、そういう問題でも、いくつもの敗北を重ねないと実現しない。権利の獲得というものが、そういう格闘と犠牲の上にようやく成し遂げられるもの、ということがわかる。
◆その先には、戸籍制度におよぶであろう。このままでいいという保守、これに対する改善の要求、それによる変化の積み重ねが、この社会のありようということでもある。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。