人を幸せにする人になろう

新・五代友厚伝

◆五代愛はあるんだろう。何年か前に、同窓会から五代の展示を依頼され、実現しなかったのだ が、博物館実習Ⅰで取り組んだことがある。いくつもあるなかで、文庫本になっている伝記をひとつ読んでいた。その後?、同時並行?、140周年記念展示室を作る時、大阪商工会議所に資料の撮影にも行った。大阪府立中之島図書館での展示は見逃したが、大阪商工会議所の展示は資料調査の前に見た。で、この時のパネルが実によくできていた。で、同窓会に要請された展示は、それらを貸していただいてもってくるので十分ではないかと、交渉もした。これも結局は実現しなかった。
◆で、この本、博物館実習展でやる年にでき、これをもとに履修者にまとめてもらっていたわかです。わたしは明治14年の官有物物払い下げ事件のところしか読まなかった。
◆で、このたび、最初から最後まで、通勤電車の中で通読した。かみくだいての説明、ですます調、600頁越え。根拠となる資料が明示され、通俗的な、『君伝』、五代龍作の『五代友厚伝』、宮本又次の『五代友厚伝』が、いかに虚飾に満ちているかがよくわかった。通俗的な虚像をただすことが眼目の本である。なので、「新」とあるが、すべてを取り上げたものではない。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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