人を幸せにする人になろう

河内の条里(1)131106

◆後期の考古学演習で、河内の条里をやることにする。この授業、考古の学生がいても1人とか2人 のなかで、ここ何年か違うことをやってきた。条里は、考古学というには少し違うけれども、古代から近世まで、古代の郡とか郷は一定の規定性をもち続けているので、どの時代の日本史コースの学生でも、どこかの地域を取り上げていく上で、実際の場所とか土地とかのなかでものごとを考える訓練にはなろう。ということで、和泉の条里のあと、河内をまず取り上げることにする。
◆目的は郷域を考えるということだが、地名辞典の世界に大方はとどまる。郷域についての言及においても、バックグラウンドとしての研究はあるはずだが、なかなかそこまでは踏み込めない。自治体史くらいは見て欲しいが、班によっていろいろではある。ここまでで、茨田郡、讃良郡、河内郡と進んできた。それにあわせて、班の発表の後、図化して認識を固定化させるべく、イラレを作っている。10月中は余裕がなかったが、昨日の河内郡の授業の後、ひとまず作る。茨田郡、讃良郡はまだぜんぶ落とせていない。※ぜんぜん確証のある話ではありません!。が、深野池、古代でいえば何だ、草香江のある北部は、生駒西麓の南北に細長いエリアで、基本、短冊に切っているのではないか。一条とか二条とかの条里呼称がず~と残っていく。
【追記】基本は近世の「郷帳」ですな。

プラグイン

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索