人を幸せにする人になろう

泉佐野市禅興寺

◆近つの四天王寺展の図録をいただいた。百済大寺の軒丸瓦の笵2つがともに樟葉平野山に移動し、四天王寺用に焼成され、その後、うち1笵が海会寺で用いられる、のかな。これはよく知られている。
◆が、もうひとつ先がある。同文瓦が泉佐野市の禅興寺で出土している。おそらく海会寺に行った笵と同笵なのだろう。確か、禅興寺の全体がわかる軒丸瓦は風化していて(写真を見た記憶がある。また実物をどこかで見たような気もするが忘却)、識別が確かにできたかどうかは覚えていない。
◆うちの卒論で、『和泉市史紀要』(2006)に掲載してもらった論文から、挿図1点を紹介しておきます。で、池田寺Ⅰ式は花弁がとがっていることから、山田寺のものでなく、海会寺および禅興寺で用いられた百済大寺式の二次笵なんだろうと考えた(と思う)。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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