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舒明期の画期

(1)敏達系の子で即位できなかった彦人、その子である田村が即位する。
(2)飛鳥に、のちのち引き継がれる飛鳥正宮の最初である岡本宮を造営する。
(3)初めての遣唐使を派遣し、また遣隋使にともなう留学生が相次いで帰国し、唐の情勢が詳しくもたらされる。
(4)唐尺を公式に採用する。
(5)百済宮と百済大寺の造営に着手する。そのための大規模な徴発を行う。
(6)百済宮は王宮として初めて正方位にした可能性がある。正方位官道の整備も、舒明期に始まる可能性がある。
(7)百済大寺は初めての国家を代表するナンバーワン寺院である。倭国特有の初めての「百済大寺式(旧法隆寺式)」の伽藍配置で、軒瓦も有子葉単弁の初めての「百済大寺式(旧山田寺式)」の軒丸瓦を導入する。
(8)死没後、滑谷丘に埋葬後、改葬された段の塚古墳は、最初の八角墳である。
◆孝徳期前段階としての舒明期の画期はかなりのものだったと考えなければならない。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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