人を幸せにする人になろう

韓流ドラマ

◆10日朝、関空に着き、家に一旦戻ってから出勤。市大日本史の最終校正をする。19:30までにすべての作業を終える。これで無事、印刷にかかれるだろう。部数を連絡、抜き刷り関係の事務連絡も済ませた。そのあと少し原稿を書くが、早めに帰る。
◆カンベエ、トンイの最終回の録画を見る。途中でぜんぶ最終回まで見ていたが、改めてトンイはいい。何がいいかと言えば、描かれている人間像がいいわけです。権力でコトを動かすのでなく、志や人間力、信頼、そういうもので実現させていくというところ。まあ史実とは別。歴史ドラマであれ、論文ではないわけで、史実に立脚しながらも、そこは登場人物に語らせ動かさねばならず、ある人間像を定めねばならない。個人の詳細な日記が残っているならともかく、そこはフィクション。また、制作側として、描きたいものがあるわけだ。
◆これくらいにしておこう。で、次は何なのか、と思えば、イギリスの貴族の話。それもやっぱり実際に見てからにすべきで、ドラマとしていいものなのかもしれない。が、冬のソナタ以来、韓国ドラマを見てきた者からすれば、なんで?、と。むろん、変えたっていいわけだが、ちょっと別のことも考えてしまう。韓流ドラマもブームは過ぎ、落ち着いたということかもしれないが、ここにも昨今の情勢が現れているように感じた。なお一定の根強い人気はあるだろう韓流ドラマ、日本で流す価値のあるものも枯渇したわけではあるまい。NHKという「国営」放送が、週1回、隣国である韓国のドラマを取り上げ続けてきて、それをこれからも続けていく意義はあると思うのだ。新聞かニュースで、竹島とかの問題はあるにせよ、韓国の人々はそれをのぞけば、けっこう日本に親しみを感じているという調査結果が出ていると。そういうものだって、ある意図のもとに調査されたかもしれないし、客観性があるのかどうか、それはわからない。が、Japanese only といったメッセージやヘイトスピーチのような悪意に満ちた言説より、よほどマトモだろう。実態に近いのだろうと思うし、うれしいし、支持されるだろう。
◆韓国ドラマがこれで打ち切りかどうか知らないが、切り替わったことに、政治情勢の影響を感じてしまう。もしかして会長の指示?、とか。

プラグイン

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索