人を幸せにする人になろう

2023年8月28・29日、久津川

◆本日29日は、大学院入試のため、15時前に現場を出る。
◆28日の月曜日から、久津川第2週が始まる。先週の段階では、3トレと4トレを先に片づける話をしていたが、それは来週に回し、1トレと2トレを進めることにした。28日は、4つの調査区脇に測量用の基準杭を打設した。暑いっすわ。H県のS君が来てくれたのは、この日だったか。
◆2トレは、28日までに3段の法面の整形を終え、この日のうちに下段斜面裾(墳端)と濠底に到達する。ほぼ下段斜面の天端までF石が残るのだが、そこがいま調査区西端で、下段テラス面に及んでいない。いま犬走りとしている平坦面の下にある。29日はこの西側犬走部の洪水堆積層を下げて行き、ほぼテラス面近くに到達。そこで抜けたのだが、そのあとH列が検出されたとの報告を受ける。
◆1トレは、28日にテラス面上の黄色シルトを下げ、西端でF石だまりを検出。F石の転落石はある程度で途絶え、そのままシルト下げを東に進めていく。29日はF石の転落石が途絶えたところから、シルト層を除去し、その下の、テラス面直上のジャリジャリ層を出しながら東へ進む。現在の調査区東端は、後世の区画溝が通っていて、竹の根などがあって苦戦していたが、そこについてもほぼ同じくらいの高さまでシルト層を下げる。その上で、テラス面直上のジャリジャリ層検出を東に進めると、想定より西の位置でH列を検出した。ひとまず封をして、現在の調査区では下段テラス肩部が入らないと思われるので、東へ1.5mほど拡張することにする。拡張区の掘削を進めているところで、現場を後にした。明日には下段斜面の落ちを捉えることができるだろう。
◆また、西側で出ているF石は、密に出ている調査区西端くらいが中段基底部とみていたが、石出しの作業を見ていると、据わっているように見える石の下にも埴輪片が入っており、これらのF石だまりはおおむね転落石のように思われてきた。だとすると、中段裾の基底石はいま少し西なのだろう。西側のJR線側へいくぶん拡張が必要か。
◆あんまり書くとおこられるので、この辺にしておこう。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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