人を幸せにする人になろう

次の大地震が来たらどうなる

◆9月1日、関東大震災100年。関連記事やニュース番組が多い。本震の震源地は神奈川県なんですね。そしてM7クラスの余震が東京湾という。震災後には自然災害に強い都市計画が考えられ、区画整理をして、一定の対策を取られたが、戦後は再び無秩序な開発が進み、いままたタワマンはじめ、高層ビルの乱立。今度大地震が来た時、今日の建築基準で建てられた建物は構造物としては残るのかもしれないが、地盤が大きく変化するなど、周囲はそのままとはいかないダメージを受けるのでは。建っていても、住み続けられるのか、そのための再整備は莫大な経費を要するのでは。
◆プレート境界由来の地震はほぼ100年周期。次に東京がダメージを受ける大地震が来たとき、どういう風景になるのか。それはまだ生きているうちに発生し、それを見る可能性は高い。災害は来る、それに強いマチを作る、そうした建築や開発の統制・制御をなしうるにもかかわらず、目の前の経済を優先して、開発を進めてきた東京は、いったいどうなるのでしょう。そして、首都復興には莫大な金がつぎ込まれる。われわれの所得税がそれに使われる。やられても、また復興させればよい、それはそうするほかないのだろう。が、その時に、被害をできるだけ抑えようとしてきたのか、そうした対策はそのまま復興に要する経費の縮減にもつながると思うが、そうした街づくりをしてこなかったツケを、東京以外のわれわれの払っている税金が使われるのは腹立たしい。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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