人を幸せにする人になろう

2021年3月27日(土)、メタシェイプによる絵図オルソ作成の原稿

◆編集委員長をやっている雑誌の4月号の原稿が少なく、6月号との合併号とせざるをえないかもし れない瀬戸際になっている。29日の委員会で、企画委員会などがかかわる報告記事などをお願いしたが(2月委員会でも依頼したが動きがなかったので)、同じような事態が12月号で生じた時に考えた、メタシェイプの文献史の人たちへの紹介記事を書こうと考え、この日、1日かけて書いていた。
◆とくに大型の絵図の場合、借り出し、プロのカメラマンに頼めば、ライティングを含め、撮影してくれるであろうが、文化財関係の担当者では難しい場合もあろう。が、メタシェイプなら、手を伸ばして斜め画像を数10枚撮影してマッチングさせれば、自然な1枚ものオルソ画像が作れますよ、という記事である。文化財関係で、なかなかソフトを購入することは難しいようだし(買ってもスタンダード版だろうが)、どこまで需要があるかはわからないが、こういうこともできるということを知らしめれば、導入するところもあり、応用も進むかなと。とはいえ、書き上げても(最終調整中)、会誌にどういうジャンルとするか、かつ査読を経る必要があるし、4月号に掲載できるかどうかはわからないが、準備をしているわけである。
◆で、趣旨は大型の絵図なのだが、最後に、大阪城の石垣も加え、こんなこともできるということを紹介する予定である。さて、この原稿、日の目を見ることができるでしょうか。

2021年3月26日、高槻市の委員会

◆1時間程度の会議後、翌日27日(土)に全面オープンする安満遺跡史跡公園の見学が組まれて いた。史跡地外の西部がまず第1次としてオープンしていたが、残り部分ができあがったわけである。
◆京大農場の建物を公開施設とするための修復にもかなりの額がかかったであろう。会議で京大農場の歴史を紹介する展示をお願いした記憶があるが、それも作られていた。本館にはイタリアンレストランが入っていて、当面予約がいっぱいなんだとか。まあ立地もいいし、歴史のある赴きある建物だし、その特性が活きてますね。第1次オープンした西側は、安心して子供を遊びに連れて来れる広大な空間が提供され、そうしたスペースとしてすっかり定着している。史跡公園と一体である、この広い遊び空間が史跡地の東西にできあがり、遊びに来た人たちの一定比率は、安定的に、整備された史跡公園部分に足を運んでくれるだろう。環濠がライトアップされるのだが、JRや阪急にほとんど乗ることがないので、まだこの夜間の情景を見る機会はない。
◆京大農場の東館は展示空間である。ちょうど環濠が横切るので、環濠レプリカを置き、横には、遺物のレプリカを置く。定型的な解説展示でなく、もっと基本的なところを、新しい技術を取り入れて、子供でも楽しめるような仕掛けになっている。横には導入的なプロジェクションマッピングのような映像を見せる部屋もある。
◆一度、お出かけください。

2021年4月1日、定年退職まであと8年

◆新年度がスタートしました。川合大塚山古墳の測量調査後も、卒業式やら、何やらあり、定型的日常とは違う日々で、なかなか細々としたことが処理できておりません。これから新学期が始まるまでの1週間程度が、比較的何もない時間(ちょこちょことはある)。今日は、貯まった仕事を片付けるというより、仕事をリストアップし、細々した雑用を、あまり時間を気にせず、ひとつひとつ片付けてしまいたい。それが、まとまった仕事をするための地ならしとして必要だから。そのためのプロセスのひとつとして、ブログも書くつもりです。

国家の厳密な定義では、その後はどうなるの

◆考古屋は古いところをやるので、国家の成立を扱う。国家といえるのはいつか、理論派は厳密に定義したうえで、3世紀だの、5世紀やとか、やっぱり7世紀とか、議論します。そういう場合、古代以降はやらんのですかね~、と前から思っていた。律令国家も制度的には8世紀後半に変容を始め、9世紀の承和を境に変質し、10世紀は土地制度や税制が大きく転換しますよね。そして武家政権もできる。戦国期もある。考古屋が古墳時代について、国家といえるかどうかの指標を厳密にしてどうかという議論をするが、それらがず~と達成され続けているわけではないだろう。古代国家成立論者の理屈では、どこかで国家とはいえなくなる、ということではないのか、と。形骸化しながら国の枠はあっても、地域の統制は困難をきわめていくわけでしょ。
◆そういうことも同時にやってほしいと思う。できあがったあとはいいんだ、ではないはずですよね。それは必ずしも、国家かどうかという判定をしてくれ、と希望するというものでもない。ここまでは国家といえる、そのあとは国家といえなくなる、といった矮小な議論でなく、そういう指標を定めての長いスパンにわたる分析は、日本史をダイナミックにとらえるものになるだろうからだ。それと、古墳時代などの議論が、なにか宙に浮いているようなものになっていないか、という疑念でもある。そんな厳密にあ~だ・こ~だというなら、その後もやってほしいと希望する。
◆やっぱり結局は枠の成立が重要なのでは。制度はあとからついてくるのだ。

2021年3月25日、人間ドック

◆みなさんはどうですか。職場の健康診断ですか。わたしは、いつも、期間中は忘れていて、人間ドックが多くなります。で、健康診断を受けてない者は、指定のところで健康診断を受ける、人間ドックの報告書のコピーを提出する、ということになります。国家公務員だった時は、35歳からだったか、みな人間ドックを受けていました。個人負担はあったのかな。大阪市に来たときは、希望者は(共済組合?)に応募して、あたったら、1.5万円くらいでドックを受けられる。なんかちゃうな~、と。
◆今回は、いつもいってるところもいっぱいで、3月空いているところを探し、違うところに行き、胃カメラを加えた。のどに麻酔して寝てる間に終わる、というやつ。で、なんか採取したらしい。良性だったらいいんですが・・・。

2021年3月24日(水)、学位授与式

◆うちは、大阪市内での全体はナシとなる。文学研究科では、普段は田中記念館のホールで、博 士・修士・学士いっしょで、すべての修了生は登壇して科長から学位記を受け取る。が、コロナ2年目の今年は、午前に大学院、40数名くらいなので、全員、個々に手渡し。学部は午後と別にして、田中のホールではコース代表だけ、あとは終了後、各コースでの授与となった。
◆考古は、修士・学士各2名である。修士修了生には、まだ仕事をしてもらっている。

自己評価

◆みなさんの職場ではどうでしょうか。いまファイルを見ていると2001年にスタートしてますね。初めてなので定例化してなくて、5年分をまとめろと。
◆2006年からは、3年間の大学の中期目標というのを立て始めたのでしょうね、それにあわせた2006~2008年の3か年を単位とするようになり、以後、そうなる。3年間のはじめに、目標とそのための取り組みを書かせ、年度末ごとに教育・研究・社会貢献・学内業務ごとに、やったことのデータをまとめ、1年の自己評価も記入するようになる。今回、2020年~2022年の3か年となっていたが、2022年に新大学に移行するため、2020・2021年の2か年となりました。
◆こういうのを記入していると、国会議員もまた、任期当初に分野ごとに目標を書き、それを達成するためどうするかを書かせ、年度ごとに達成度を自己評価し、しかるべき立場の人が、AとかBとかCとか判定するようにしてはどうだろうか。

2021年3月22日、57歳

◆朝から写真撮影の続き。11時前には終了したか。器材を片付け、カメラマンは帰っていき、そのあと136室を復旧させ、囲い形埴輪を301に戻す。いま12:00.ほっと一息ついている。FM城の仕事に戻らねばならぬ。また、『市大日本史』の入稿作業、それにかかわり文書の写真撮影をしないといけないが、まずは、することの列挙から始めよう。

川合大塚山古墳の測量成果の一旦まとめ

◆この間、ちょこまか川合のトレースを調整している。現場中、かなりトレースしてくれているので、それ を統合し、修正をかけている。まずメーター線は完成させ、いまは50センチ線を調整しているところ。緑が院生がやってくれたもの。黒が完成させた線である。

2021年3月21日、和泉市歴史遺産フォーラム

◆前日、家に帰ると、さすがにぐったり。が、翌日の準備をしていないので、読み原稿を途中まで 作り、寝る。ユーチューブ配信の90分。シナリオが送られてきたので、求められる最初のコメントと、自分の10分間の発表の、読み原稿である。自分が60分とか90分しゃべるわけでなく、限定された時間のなかなので、原稿をと思ったわけです。
◆できていないので、朝8:30には職場に行く。11時集合なので10時には出ないといけない。で、昨日の原稿メモはと思ってかばんを見ると、ノートPCを持ってくるのを忘れたようだ。しゃーない、イチから書き直し。10時までに完成せず、10:10で途中までのものをプリントアウトし、出発。まあ、なんとかこなしたか。
◆16:30に職場に戻り、昨日壊した家形埴輪の接合にかかる。が、7片がバラバラなので、2段階に分ける。第1段階は3つのパーツへの接合。これに単体1をあわせ、4パーツ。それを1時間ほど経過後、一気に組み上げた。15分ほど手で持っていたが、あとは離しても大丈夫そうなので、これで帰るとしよう。明日は9:00スタート。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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