人を幸せにする人になろう

是川長先生と呑む

◆06月20日(土)、兵庫県太子町で講演をしました。学芸の田村さんは高校の1年上の先輩。西播磨の古墳で797b474d.jpg話をということで、大昔の加古川でしゃべった時の資料をひっぱりだしてきて、古墳の分布図をイラストレーターで作り、あいかわらず当日資料持ち込みとなりました。
◆田村さん曰わく「是長先生がたぶん聞きに来て一番前に座ってるよ、前に姫路で吉井君がしゃべった時そうだったから」と教えてくれました。是川長先生は、高校時代の恩師です。兵庫県の埋文係長をやめて学校教育の道を選び、加古川東高校に赴任されているとき、田村さんも、わたしも吉井君(1学年下)も、高校に在学していたわけです。思い出を語り始めると長いのでやめときます。
◆やはり先生は一番前で聞いていました。吉井君は不意打ちをくらったようですが、こっちは覚悟ができていたので楽でした。終了後、3人で飲みに行くことになってましたが、時間があるので、たつの市埋文センター(新宮)を見学しました。不満は、新宮・宮内859dc6e6.jpg遺跡の全体像がわからなかったこと。よかったのは朝鮮式山城の城山城のことがよくわかったこと、でした。なんとか報告書を手に入れなあかん。
◆資料館に戻り、呑みにでかける。だいたい18:00くらいだったと思うが、23:00まで時間を忘れて話をしていた。先生はぜんぜん酒量は落ちていないらしい。
◆後日、先生からお便りをいただいた。楽しかったと書いていただいたが、わたしもまったく同感。年に1度、正月に先生の所に集まることをやりたいという話が出たが、なかなか設定は難しそう。で、報告書が同封されていた。『長尾タイ山古墳群』。思い出深い、高校の時の報告書だ。むろん当時、1冊いただいていたが、いつのころかなくなっていた。大学院に落ちて、考古学をやめようと思って報告書をすべて売り払ったが、この報告書は取っておいたように思うのだが。このなつかしい報告書を再び手にして、たいへんうれしい。先生、どうもありがとうございます。自分の書いた高校時代の須恵器の実測図をやはりながめてしまいました。

ああ同感

◆この新聞記事を読んだとき、「そうだ」と思った。自分が考えていることと、ほぼ同じことをよく言b11e47d7.jpgってくれた、と。1人1人に人生がある。日本から拉致された横田めぐみさん、それと同じように、戦前に日本に多くの朝鮮半島の人々が来ていた。そもそも日本に併合されていた。それで命を失ったり、人生が狂った人々がどれだけいるか、ということだ。同じように親がおり、配偶者がおり、子がいる。まったく同じである。その人々の人生、その累積たるや、いまの拉致被害者数十人のレベルをはるかに超えるのである。

大阪府知事に見せたれや

◆教育は競争ではない、と思っているが、こういう記事があった。2008年1月7日の社説だ。自分の子供に何かを教えるとき、小さいときだ。ここに書かれているようなことを考えていた。考えて自力で見いだbcf48443.jpgすことが大事だということだ。結論を教えない。考える方向性みたいなことを示唆する。それで自分ではっとわかる、こういうとき、子供はいい顔をしているよ。
◆橋下さん。点数を開示させるのに躍起になるのもいいが、所詮はそういう点数の話だ。それを改善させるのに、教師の尻をひっぱたくのもいい。しかし、3年とかで順位を相当上げるとか、そういうことをめざすとなると、やはり所詮は、そういう学力にすぎない。
◆どうだろうか。大阪では、ここにあるような、じっくり考えさせる教育に徹するというのは。全国学力テストの順位など、ばかにしていればいい。そうではなく、大阪は結論を急がず智恵のついた人間を育てることを目標に、じっくり取り組んではどうだろう。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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